考え方という言葉は、よく使われますが、思い方という言葉はあまり聞いたことがないと思います。それだけ、みなさんが思い方に無頓着だということです。
考えるという行為は、理性的であり、それゆえ意識的に考えるものだという認識から、何をどう考えたらいいのかという、考え方という概念が生まれたのだと思います。
一方、思うという行為は、そもそも行為ですらなく、自然発生的に思う、野性的に、あるいは肉体的に思うのであって、理性的行為ではないと認識しているのだと思います。ですから、思い方の良し悪しなど考えることもなかったのだと思います。
しかし、自分はダメだなって思うとか、誰にも必要とされていないと思うとか、死んだ方がいいと思うとか、そういうことを思うと、生きているのが辛くなります。息ができないほど胸が苦しくて、全身から涙が出そうなほど泣きたくなって、自分を傷つけなければ生きていけないほど辛くなります。そういう思いを抱えながら、一生懸命生きている人たちを見ていると、思うことにそんな無頓着でいいのかと疑問に思うのです。
そして、どう思うのがいいのか、私なりにたどり着いた答えが本書です。
是非、皆さんも本書をきっかけとして、思うことに気を配っていただき、もう少し楽に生きていただきたいと思います。
OMOIKATATANOKIHON (Japanese Edition)
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