nanajumennochinkonka: Okasan imoutotachiyo neesannhaamerikawoyurusoutoomoimasu (Japanese Edition)
Sobre
本書は、筆者が、70年前の5月25日の東京大空襲で命を奪われた母と妹たちに宛てた鎮魂の書である。5月25日の出来事を軸に、その後再び、残された家族が再会を果たすまでを描いている。その過程で、数多くの慟哭、苦難、断絶に直面する筆者や弟妹達の姿を通じて、我々読者は、戦災死により人命が失われるということの本当の意味を突き付けられる。だが、その中でも、日本の人々の素朴な助け合い、博愛の道を求道する天使病院の方々など、数多くの救いに助けられ、筆者とその弟妹達が、力強く生きていく姿からは、希望がさしている。そして、筆者は力強く語る。「お母さん、妹たちよ、姉さんは亜米利加を許そうと思います」。そこには、厳しい現実を突き付けられ、そして、それを受け入れて生きてきた筆者の筋の通った強い論理がある。しかし、それは、筆者自身が書くように、70年前に米国が日本で行ったホロコーストの正当性を認めるからでは断じてない。筆者による、母や妹たち、そして、生き残った弟妹達への訴えは、悲しみを乗り越え、新しい時代を拓くということや追悼することの真の意味を我々に問うている。
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