ITにおける『外部委託管理・契約管理』にかかわる書籍です。
Overview:
This book has been written about the management of outsourcing management and the agreements . You can understand the business practices of the IT business in Japan .
*Contents are written in Japanese
<本書の概要>
ITにおける、外部委託管理の担当者として、外部委託管理の業務全般について、実施する業務・作業を本書に纏めています。
(中小企業での管理でも参考になると思いますが、)特に、エンタープライズレベル、かつ、金融業等の厳しい、外部委託管理を求められる環境の中で、本書を使用し、業務・作業を実施出来ることを目的としています。
<本書の特徴>
・システム構築、各種管理における実際のノウハウであること
・業務、作業単位で記載していること
(実際の業務を行う中で、本書を参考に対応出来ると思います)
・契約書のチェック、反社チェック、セキュリティチェック(書面調査・立ち入り調査)については、特に詳細に記載していること
・ITの契約が理解できるよう、民法等のデフォルトルールや判例、論点等を踏まえた内容となっていること。
(契約にかかわる管理者の方にも参考になるかと思います)
・コスト意識を持った管理が実施できるよう、対象について特筆していること
<章立て>
1.外部委託管理
1.1.準備
1.1.1.外部委託の管理の枠組み(本書の前提)
1.1.2.用語等
1.1.3.外部委託のリスク認識
1.1.4.業務委託契約書の分類
1.1.5.契約形態
1.1.6.外部委託の種類別の契約形態
1.2.外部委託の検討・委託業務の整理
1.3.契約の分割
1.3.1.契約の分割パターン
1.3.2.契約分割のメリット
1.3.3.契約の分割のデメリット
1.3.4.システム開発委託の工程別の契約形態
1.4.委託先の選定
1.4.1.選定基準の作成
1.4.2.候補の選定
1.4.3.選定項目による評価
1.5.外部委託管理の管理レベル
1.6.会社チェック
1.6.1.反社チェック
1.6.2.財務健全性チェック
1.6.3.セキュリティチェック
1.7.契約内容チェック
1.7.1.重要な契約条項チェック(主な論点)
1.7.2.契約条項のチェック(論点・主要なもの以外)
1.7.3.その他
1.8.契約の締結
1.8.1.契約締結前
1.8.2.稟議・決裁(ユーザ)
1.8.3.契約締結(発注)(ユーザ)
1.9.日常の委託先管理
1.10.定期的な点検
1.10.1.【定期】反社チェック
1.10.2.【定期】財務健全性チェック
1.10.3.【定期】契約書チェック
1.10.4.【定期】セキュリティチェック
1.10.5.ベンダー評価
1.11.その他
1.11.1.㊙作業(要員評価)
1.11.2.委託先会社の棚卸
1.11.3.システム評価・アセスメント
1.11.4.クラウドの評価
1.11.5.推奨するクラウドの制定
1.11.6.ID・権限の管理
1.11.7.委託の終了
1.11.8.重大な事故
1.11.9.教育・研修
2.契約管理
2.1.管理項目(契約管理台帳)
2.2.契約管理の業務フロー概要
2.2.1.契約書の一元管理
2.2.2.契約書(紙)の管理
2.2.3.契約の変更における対応
2.3.その他
<本書の冒頭>
外部委託とは、自社の業務の一部を外部の企業に委ね託すことである。
外部委託を行うことで、非効率的な業務に自社の人員・資源を割くことなく、また、人材育成や設備投資の手間を省力化し、コア業務への経営資源の集中やコスト削減による経営の効率化に留まらず、外部ノウハウの活用・吸収等の多くの効果を期待出来る。
一方、当該業務を自社で実施した場合と同等のリスクが外部委託先に存在することを、強く認識する必要がある。例えば、顧客情報を扱う業務を、外部委託した場合、管理不徹底に起因し、情報漏えいが発生した場合の影響・責任は、自社に帰結し、また、委託した自社の責任が問われることとなる。
本書で伝えたいことは、大きく2点ある。
1点目は、委託先(再委託先・再々委託先も含め)において何か問題が起きてから初めて委託した業務の実態を把握することなく、発注者が主体的に、健全性確保・コンプライアンス遵守や、委託業務の的確な遂行にあたり、適切な措置を講じ、委託先に対して改善を求めてゆくとともに、委託先の監督責任を全うする十分な管理が必要であること。
2点目は、外部委託先との関係について、いわゆる「丸投げ」や、ただ単に受注者にリスクを負わせるような契約をしていると、受注者はリスクを見越し見積り金額を高く設定してしまうことや、受注者が持ちこたえられなくなると、自社にリスクが跳ね返る。外部委託先との関係は、お互いにWin-Winの関係となるよう、契約は、公正・公平となるように、努めるべきであるということである。
Overview:
This book has been written about the management of outsourcing management and the agreements . You can understand the business practices of the IT business in Japan .
*Contents are written in Japanese
<本書の概要>
ITにおける、外部委託管理の担当者として、外部委託管理の業務全般について、実施する業務・作業を本書に纏めています。
(中小企業での管理でも参考になると思いますが、)特に、エンタープライズレベル、かつ、金融業等の厳しい、外部委託管理を求められる環境の中で、本書を使用し、業務・作業を実施出来ることを目的としています。
<本書の特徴>
・システム構築、各種管理における実際のノウハウであること
・業務、作業単位で記載していること
(実際の業務を行う中で、本書を参考に対応出来ると思います)
・契約書のチェック、反社チェック、セキュリティチェック(書面調査・立ち入り調査)については、特に詳細に記載していること
・ITの契約が理解できるよう、民法等のデフォルトルールや判例、論点等を踏まえた内容となっていること。
(契約にかかわる管理者の方にも参考になるかと思います)
・コスト意識を持った管理が実施できるよう、対象について特筆していること
<章立て>
1.外部委託管理
1.1.準備
1.1.1.外部委託の管理の枠組み(本書の前提)
1.1.2.用語等
1.1.3.外部委託のリスク認識
1.1.4.業務委託契約書の分類
1.1.5.契約形態
1.1.6.外部委託の種類別の契約形態
1.2.外部委託の検討・委託業務の整理
1.3.契約の分割
1.3.1.契約の分割パターン
1.3.2.契約分割のメリット
1.3.3.契約の分割のデメリット
1.3.4.システム開発委託の工程別の契約形態
1.4.委託先の選定
1.4.1.選定基準の作成
1.4.2.候補の選定
1.4.3.選定項目による評価
1.5.外部委託管理の管理レベル
1.6.会社チェック
1.6.1.反社チェック
1.6.2.財務健全性チェック
1.6.3.セキュリティチェック
1.7.契約内容チェック
1.7.1.重要な契約条項チェック(主な論点)
1.7.2.契約条項のチェック(論点・主要なもの以外)
1.7.3.その他
1.8.契約の締結
1.8.1.契約締結前
1.8.2.稟議・決裁(ユーザ)
1.8.3.契約締結(発注)(ユーザ)
1.9.日常の委託先管理
1.10.定期的な点検
1.10.1.【定期】反社チェック
1.10.2.【定期】財務健全性チェック
1.10.3.【定期】契約書チェック
1.10.4.【定期】セキュリティチェック
1.10.5.ベンダー評価
1.11.その他
1.11.1.㊙作業(要員評価)
1.11.2.委託先会社の棚卸
1.11.3.システム評価・アセスメント
1.11.4.クラウドの評価
1.11.5.推奨するクラウドの制定
1.11.6.ID・権限の管理
1.11.7.委託の終了
1.11.8.重大な事故
1.11.9.教育・研修
2.契約管理
2.1.管理項目(契約管理台帳)
2.2.契約管理の業務フロー概要
2.2.1.契約書の一元管理
2.2.2.契約書(紙)の管理
2.2.3.契約の変更における対応
2.3.その他
<本書の冒頭>
外部委託とは、自社の業務の一部を外部の企業に委ね託すことである。
外部委託を行うことで、非効率的な業務に自社の人員・資源を割くことなく、また、人材育成や設備投資の手間を省力化し、コア業務への経営資源の集中やコスト削減による経営の効率化に留まらず、外部ノウハウの活用・吸収等の多くの効果を期待出来る。
一方、当該業務を自社で実施した場合と同等のリスクが外部委託先に存在することを、強く認識する必要がある。例えば、顧客情報を扱う業務を、外部委託した場合、管理不徹底に起因し、情報漏えいが発生した場合の影響・責任は、自社に帰結し、また、委託した自社の責任が問われることとなる。
本書で伝えたいことは、大きく2点ある。
1点目は、委託先(再委託先・再々委託先も含め)において何か問題が起きてから初めて委託した業務の実態を把握することなく、発注者が主体的に、健全性確保・コンプライアンス遵守や、委託業務の的確な遂行にあたり、適切な措置を講じ、委託先に対して改善を求めてゆくとともに、委託先の監督責任を全うする十分な管理が必要であること。
2点目は、外部委託先との関係について、いわゆる「丸投げ」や、ただ単に受注者にリスクを負わせるような契約をしていると、受注者はリスクを見越し見積り金額を高く設定してしまうことや、受注者が持ちこたえられなくなると、自社にリスクが跳ね返る。外部委託先との関係は、お互いにWin-Winの関係となるよう、契約は、公正・公平となるように、努めるべきであるということである。