目次
■はじめに
■ソーシャル・メディアの近況
○解釈
○範囲
○種類
○コンテンツサイトのソーシャル化
○時間を費やす理由は何か。
○利用者の分化
○政治との関係
○機器の進化
○会社と人を”退化”させる「ソーシャル・メディア」
■ソーシャル・メディアとビジネス
○SNS事業者について
○マーケティング利用の背景
○用途に特化したソーシャル・メディアサイトによる消費者行動の変化
○世界的なマーケティング事例
○ソーシャル・メディアと企業
○理想的活用シナリオ
○ビジネス利用意義
○分析方法
○活性化 PV向上の正攻法
○BTOBマーケティング
○ソーシャル・メディアとCRM
○企業の試みとリスクへの対応
○ソーシャル・メディアとの付き合い方 考察
○成否を分ける分岐点、経営的観点からの考察
○実行プラン
■人類を進化させる「ソーシャル・メディア」
■玉腰泰三(タマコシタイゾウ)について
多数のメデイア事業の企画開発、支援経験や、ソーシャル・メディア(ブログ、SNS、ツイッター、動画など40以上の)への参加・研究、そして自身のSNS運営の体験をもとに、本書を出版しました。
ソーシャル・メディアが普及した今日では、Facebookとの接し方自体が、その人の人格や人生観までも他人に推測させてしまう時代になっています。人それぞれの立場や事情により接し方が異なっていますが、良くも悪くもそれによってその人のイメージに影響を与えています。例えれば、年賀状の発展形でも有り、またご近所付き合い、同窓会付き合いのようでもあり、その場との接し方や、言動・行動が、個性や生き方の一端までも表し、他人から見たイメージを決定しています。細かな気配り・八方美人、マイペース・自然体、特異な趣味嗜好、アイデア豊富、悲観的・卑下、自己中心・他人に無関心、自己顕示欲、利己的・他利的、使い方によっては得な場合と損する場合があります。人の新たな長所や欠点を発見することが出来る新たな場ともいえます。使い方それぞれに対して賛否はありませんが、社会人、大げさに言えば地球人であれば変化していくソーシャル・メディアを理解し、適切に接していく必要があります。
以前携帯電話の普及が始まった頃、「俺はケータイを持たない主義だ」「ケータイに振り回されたくない」「俺は必要ない、機械は苦手、連絡取りたいときは自分から取る」などとの理由で、持たないことを正当化する人もいましたが、今では連絡をとることに手間がかかり周りに迷惑をかける人とのレッテルを貼られてしまうほど普及しています。電子メールや、スマートフォンの普及段階でも同様のことが言えます。
ソーシャル・メディアもすでに、それらと同様に個人の社会生活に密着してきている状況なのです。趣味の会合や同窓会に出席した際には、ソーシャル・メディアで出席者の近況を知って参加する人が多くなると、知らずに参加した人は、話題についていけません。下手をすると他人に関心を持たない冷たい人、または礼儀のない人と思われてしまいます。「仲間の近況を手軽に知ることができる便利なツール」と考える人もいれば、「人付き合いに今まで以上に手間がかかる時代だ」とぼやく人もいます。ビジネスの会合では、ビジネス折衝の成否を決する場合もあります。
多数の企業で、顧客満足向上・継続購入、サイト集客、マーケティングリサーチなど、多岐にわたる効果が確認されています。その接し方により生まれる、企業全体のイメージや世間の評価は、企業価値や収益に大きな影響を与えています。政治へのインターネット活用も開始される今日、すでに経営者自らが経営方針と絡めてその活用方法を真剣に考察し、実行する時代に入っています。
私は、その効果を美化し、無理に利用促進する立場ではありません。以前は、新しい事象に対する好奇心や探究心と、ビジネス活用のアイデアを発想するために、多数のSNSに登録し、長時間を費やしていましたが、今日では、それに費やす時間は、むしろ減ってきています。一日の時間は限られているので、それに費やす時間の半分を読書にしたほうが良いのではないかとの問題意識を持っています。今は、世間で話題の最新SNSを積極的に体験しますが、マスコミの批評に振り回されることなく自然体で受け止めながら検証し、中立的・主体的な判断の中、状況や最良な接し方を日々考察し、自身の行動に反映するとともに、他者へ伝えていく立場です。
社会が変革し、そしてソーシャル・メディアの活用法も進化する中、皆様それぞれの立場で、今日の状況の再確認と将来像について確認し、個人や企業の活用方針や行動指針、企業であれば体制の再構築についてあらためて考察するタイミングと考え本書を出版しました。
本書を通じて、今日と将来の、自身と社会との新しい接し方、会社と顧客との対応のヒントを与えられたら幸いです。
そして自身によるソーシャル・メディアの有効活用、また外部専門家との関係作りに対して、行動を起こしていただきたいと考えております。そのときに私が相談相手やパートナーとなれれば本望です。
The evolution of human company and social media (Japanese Edition)
Sobre
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