kagyakusyanofuzai (Japanese Edition)

弱者は虐げられて当然、それが嫌なら這い上がれ。を旨とする国。
弱者側にいる下級騎士と、強者側に立つ騎士団長の親友が、少しずつ国を変えてゆこうと模索していた。
しかし、ひとりの巫女と知り合ったことで、ふたりの歯車がずれ始める。
親友の婚約者として紹介されたその少女に、下級騎士が身分違いの恋をしてしまったのがすべてのはじまりだった。

虐げられる者を救いたい。純粋なはずのその願いは徐々にすれちがい、やがてとり返しのつかない悲劇へと発展する。

人と魔獣、親友と少女、虐げられた者と虐げる者。対立するふたつの要素をテーマとした愛憎劇