吉田裕美
「舞姫たちの七月」
菜央を筆頭とするクラシックバレエ部の四人の舞姫たちは、寄宿舎で共同生活をしている。七月のある晩、寄宿舎の部屋で怖い話をして盛り上がっていたら、不思議な現象を体験した。それこそが「霊験」か……?
「提灯の灯が消えたのは」
ときは一九六〇年。新潟県の某村に暮らす青年、徳三は、伯父の家に招かれてご馳走になった。時刻も遅いし夜道は暗いので泊まっていけと伯父に引き留められたが、灯の乏しい提灯を借りて帰ることにした。家路で徳三は不思議な体験をするのだ。
瀬比亜零
「数珠つながり」
向井忠志の伯母・鶴子は不運にも不慮の死で亡くなる。この世に思いを残して亡くなった鶴子の魂は浮遊してさ迷う。次第に、忠志の母・恵子や同居している叔父の康夫に異変が起こり、突如として忠志の家族に不幸が見舞う。それは、哀しみのあまり鶴子が引き寄せてのことなのか、それとも偶然の出来事なのか……?
reiken (Japanese Edition)
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