Sakusouno-tairiku002 Wakusei-Hasiera series (Japanese Edition)

かつてのイダルツ連邦が低軌道上に保有していた宇宙ステーション・クロノス。
そこからバスコニアにやって来た少女シルビア・ハーディングは、行方不明になった仲間の捜索と自らの帰還のため、首都シルバルムで知り合った高等学生ジョバンニ・ソレギエタらと共に、再びエキアルディーン大陸へと戻る。
人の営みの失われた大陸で彼らが出会った東洋人の集団は、ハシエラでは誰もが話せるはずの標準語を話せず、また自分たちがどうしてこの地にいるのかもわからないと言う。
紆余曲折を経て意思疎通のできるようになった一行は、どうやら彼らが全く異なる世界からやって来たらしい事に気づき始める。
正体不明の仲間を加えて東海岸への旅を続けるシルビアたちは、未知なる生物と遭遇しながら、遂にイダルツ連邦時代の廃墟を発見する。一見無人と思われたそこには、ある集団が隠れ住んでいた。
果たしてこの地にどれだけの人々が生き延びているのか――。
そして『迷い人』とやらの正体は――。
闇のベールに包まれたエキアルディーンの現状が、徐々に明らかになっていく第二巻。