戦前の言語学者・中国学者であり、台湾総督府、朝鮮総督府の嘱託により植民地出身の留学生の面倒を見ていた後藤朝太郎の講演録。日ごろの経験をもとに本音で語った戦前の台湾、朝鮮出身の留学生の実情と異文化摩擦の実態を語る。中国や台湾、朝鮮に対する侮蔑感を抱く一般の日本人に対して批判的であった後藤が、それでも呈した留学生に対する苦言と同情が語られる。彼らに対する共感のゆえか、後藤は終戦の直前、何者かによって事故死に見せかけて暗殺されたという。
読みにくい原文を現代人にもわかりやすく編集し、注を加えました。
About Students from Korean and Taiwanese Territories: Cultural Fricitons of Japan before the World War II (Japanese Edition)
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