nazokakesenryu black: Play on words of five-seven-five なぞかけ川柳 (Japanese Edition)

ＩＱ（知能指数）１３０を超え、言語性ＩＱに至っては１４４の朝野白露が世に送る言葉遊びの本が「なぞかけ川柳」です。同じ読みでも、２つの違った意味にとれる言葉を、「なぞかけ」でもあり、「川柳」でもあることから、なぞかけ川柳と名付けました。

なぞかけ川柳の具体例を出しますと、「はんそくし まけてこうかい ただのもの」を
（１）「反則し 負けて後悔 ただの者」　　（１）の意味：反則負けになり、後悔するのは大したことのないただの平凡な者だ。
（２）「販促し 負けて公開 ただ（無料）の物」　　（２）の意味：販売促進のため、無料に負けて公開する。

クリスマスイブ恒例のフジテレビの深夜番組、明石家サンタのクリスマスを詠んだ例 「よあかしや さんたがならそ だちなんだ」
（１）．「夜明石家 サンタが鳴らそ ダチなんだ」　　（１）の意味：夜、明石家サンタは、友達だからと言って鐘を鳴らす。
（２）．「よ！明石家 サンタが奈良 育ちなんだ」　　（２）の意味：明石家サンタを演じている明石家さんまは、奈良育ちなんだ。

なぞかけ川柳などの題材は、日常生活で感じる様々なことや単なる語呂合わせなどを基本的に５・７・５、あるいは５・７・５・７・７で詠みました。 私は、今のところ彼女がいない独身男性ですので、バレンタインやクリスマスなどの寂しさをうたったものが多くなっています。
本書では、川柳のテーマをもとにジャンルごとに章を分けています。 なぞかけ川柳９４句×２以上と、普通の川柳も３７句載せています。構成は、目次、川柳、日記風エッセイとなっています。川柳は通し番号をふり、詠んだ年月と、川柳の解説も付しております。