「ハウツー りせっと」あらすじ・登場人物
巻き添え交通事故の後遺症に悩む穂純卓(ほずみたく・主人公)は、天国への最後の旅に出る。その旅先屋久島の森で出会った、全ての生き方を認める自然の姿やその仕組みを伝える森案内人に出合い、二組のツアー参加者にも感化され、死を思いとどまり再出発を決意する。
穂純卓の一人娘みどりは、父親の屋久島での体験を入院中のベッドで聞いていた。みどりは長期入院で長生きできない病気だと悟り、内心ずっと延命治療を拒んできた。しかし、父が自然から教えてもらった「生きる」と言う話に、みどりは自分を見つめ直し、この先も生きていこうと思い始める。気が付けば手術室入口まで父親が付き添っていた。
登場人物 (フェリー窓口、船員、船内アナウンス、看護師、医師除く)
・語り「穂純みどり」十二歳女子。消化器系の病気で余命を宣告され、ドナー待ちの入院生活。父の体験談をベッドで聞いている状況ながら、本編で語り役としても登場。
・主人公「穂純卓」北九州出身、当時三十八歳男性。自殺を思いとどめた後、結婚。一人娘の手術に際し、生きて行く事を決意した自身の旅を初めて娘に伝えた。
・その妻「穂純よし子」屋久島出身、当時三十歳。穂純卓が利用したフェリー船員。その後交際から結婚に至る。
・森案内人「仲多伊知朗(なかたいちろう)」五十六歳男性。旅人に森をわかりやすく紹介する事を生業とする。穂純の挙動にもしやと感じ、さりげなくアドバイスする。
ツアー参加者以下4名。
・「楢岡傑(ならおかすぐる)」六十八歳男性
・「楢岡春子(はるこ)」六十五歳女性
冬でも枯れない照葉樹林を見たいという定年後の夢を叶えに来た、青森県からの旅行者夫婦。東北訛の話し言葉が特徴。
・「吉岡翔太(よしおかしょうた)」十八歳男性
・「吉岡夏芽(なつめ)」十八歳女性
半年後日本帰依する前に、父親の薦めで一時帰国したシンガポール育ちの日本人。二卵性双生児の高校三年生。ややとぎれとぎれの日本語が特徴。
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