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    Side stories with Abe Kobo and Mishima Yukio (Japanese Edition)

    Por Iwata Eiya

    Sobre

    彩流社から、もぐら通信にご寄稿を戴き、安部公房と三島由紀夫について私たちに伝えて下さっている岡山典弘さんの最新刊『三島由紀夫外伝』が刊行されました。

    この著書の中から、安部公房を中心に、三島由紀夫と安部公房の共通したところを引用して、言葉を付し、岡山さんの同著の力を拝借しながら生まれたその言葉の集積をそのまま、安部公房外伝にしようという、この本の試みです。

    安部公房と三島由紀夫は、お互いに双子の兄弟のように、合わせ鏡に映った人間同士のように、互いによく似ております。

    外伝という言葉は、正伝に対する言葉ですから、後者が正統な伝記という意味であれば、前者は後者から零(こぼ)れ落ちた数々の逸話を集めたもの、集めてそれによってその人物の全体像を読者に伝えようとするものということになります。そうして、この外伝は、確かにそのような作品になっております。

    正統の網の目から零れ落ちた数々のものにこそ、その人間の真実があるという考えが、外伝を書くということにある考えなのです。

    正統が、いつもその人間を一次元の狭い世界の中に閉じ込めがちであるのに対して、外伝とは、その人間をその多面性のままに読者に伝えようとする意志であると言っても、同じです。

    この著者が縫い取って行く数多くの三島由紀夫についての逸話の中から、安部公房と共有している逸話の主題を掲げて、安部公房と対比をしてみたいと思います。外伝ですから、思いがけない、通俗的な、世間に流布しているような安部公房像ではない安部公房の発見がある筈です。

    最後まで書いてみて、改めて思いますと、近い将来書こうと思っていた『安部公房と三島由紀夫』のための、実に簡潔な主題の一覧を作成するができたことに気付きました。岡山さんに感謝申し上げます。
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