戦時下でありながら、いや、戦時下であるがゆえに
純愛はこれほどまでに純化するのでしょうか。
昭和16年から昭和22年までの約5年に渡って交わされた眞臣と澄子の197通の往復書簡は、まぎれもなく恋文(こひぶみ)そのものでした。
予想を超える結末に、涙の止め方がわからなくなるかもしれません。
もっと(誰かを)愛したいあなたに
もっと(誰かに)愛されたいあなたに
<物語>
眞臣は、師範学校の在学中より工場への動員、学徒挺身隊、学徒出陣による陸軍予備仕官学校から戦地への配属、そして終戦といった過酷な運命を辿る。一方、キリスト教を信仰する澄子も、宗教団体法により様々な苦難に直面しながらも、懸命に眞臣を支えようとするのだが――。
<著者紹介>
山田 武
1963年生まれ。1987年、早稲田大学第一文学部文芸科卒業。大学在学中より演劇を始め、美輪明宏氏の舞台『黒蜥蜴』(三島由紀夫作)『双頭の鷲』(ジャン・コクトー作)等、文学作品に多く携わる傍ら、脚本・演出も手掛ける。
2004年、九州を舞台にした第一回監督・脚本・プロデュース作品『聞こゆるや』は、東京国際映画祭のリージョナル部門に出品。その独自の世界観に関係者より高い評価を受ける。現在、次回作の製作準備中。
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