短い物語の魅力とはなんだろう? 簡単にいえば、飛躍、跳躍。どこかに飛び出す、はみ出そうとしているところにある。語りきれぬ世界は、読者の数だけ、無限に広がる。超短編作家、タカスギシンタロ氏の作品たちには、超短編特有の蠱惑感にみちている。ちいさな、ちいさな物語だけがもつ、大きな力を存分に味わうことができるのが、本書である。——— 小野塚力/芥川龍之介研究者
この作品集にはわたしが1999年から2015年までのあいだに執筆した1000本近い超短編作品の中から、気に入ったものを百本選んで掲載しています。すべて1ページに収まる物語ばかりで、中には表題作「ピアノ」のように一行で完結してしまう作品もあります。日本はもともと短歌や俳句など短い詩型の文芸が盛んな国で、その流れを汲んでか、川端康成の『掌の小説』や稲垣足穂の『一千一秒物語』などごくごく短い文学作品が著されています。村上春樹の『夜のくもざる』なども記憶に新しいところです。わたしの作品は、そういった日本の文学的な伝統の上に成り立っていますが、それだけでなく、ロード・ダンセイニやアウグスト・モンテローソ、バリー・ユアグローなど、世界的な超短編文学の潮流の影響も大いに受けています。みじかいみじかい物語をどうぞお楽しみ下さい。——— タカスギシンタロ
piano: arechi ni ichidai no piano ga atte (chou tenpen) (Japanese Edition)
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