もぐら通信に連載して来た『もぐら感覚』の分冊です。連載第7回目の、安部公房の『透明感覚』について論じております。
安部公房にとって、透明感覚とは一体何であったかを、10代の詩から晩年の『カンガルー・ノート』までを引用して、論じています。
安部公房の透明感覚の意味を解き明かした論考です。
この感覚の初出は、19歳のときの、哲学談義を交わした親しき友、中埜肇宛の書簡にある『少年の指』という題の詩です。
ここに既に現れた透明感覚は、その後小説家として身を立ててからも、安部公房の作品の最後に、必ず、例外なく出てくる感覚です。
それは何故なのか、何を意味するのかを、最後に、更に一歩を進めて、10代の安部公房が耽読したドイツの詩人リルケの『マルテの手記』に淵源を求めて解明したものです。
これを知ると、安部公房の文学をより深く理解することができると思います。
安部公房の好きな方に、お読み戴けるとありがたく存じます。
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