Toukeigakudetokiakasuseijinnohishasetsunohensen Heiseinihonwakamonoronshi (Japanese Edition)

毎年1月第2月曜日（1999年までは15日）の「成人の日」。
この日は、様々な新聞の社説が、新成人に対して訓示を述べたり、あるいは現代の若年層を論じたりします。

また1990年代終わり頃から、成人式のマナー低下を嘆く言説も見られています。
そんな成人の日の社説が、果たしてどのように変化していったのか。

本書では、1994～2013年の成人の日の社説に対し、
・25指標による採点
・形態素解析
の2側面で評価し、その変遷を解き明かします。もちろん統計学を駆使しています！

後藤和智事務所OffLineが贈る、新しい（？）データクリティシズムの形をお楽しみください。
（「杜の奇跡20」で発行した同人誌の電子版です）

【冊子版見本貼り付けの概要より】
成人の日、それは新聞各紙の社説が新成人に対して訓示を述べたり、あるいは現代の若年層を論じたりする日でもある。
しかし、そこで書かれた社説が、どのような青少年認識に基づき、またどのように変化したかについては注目されてこなかった（はず）。本書は、25項目の採点と、テキストマイニングを通じて、その間隙を埋める試みである。
やめて！統計解析する気でしょう？統計同人みたいに！統計同人みたいに！（※統計同人です）

【目次】
第1章 成人の日社説の主な流れ
1.1 はじめに
1.2 分析対象と分析手法
1.3 成人の日の社説の流れ
1.4 まとめ、分析に入る前に
1.5 おまけ:阪神、東日本大震災は社説にどう影響したか

第2章 総合的評価とその分析
2.1 はじめに
2.2 分析手法
2.3 各指標のt検定・分散分析
2.4 各指標に関する回帰分析
2.5 各指標に関する多変量解析
2.6 まとめ

第3章 テキストマイニングによる社説の分析
3.1 はじめに
3.2 分析のための下準備
3.3 形態素の回帰分析
3.4 クラスター分析

第4章 考察・まとめ
4.1 全体を通しての概観
4.2 成人の日の社説はいかにあるべきか?

第5章(おまけ) 極私的成人の日社説ベスト5＆ワースト5