はじめに
現在、わが国の置かれている社会状況、とりわけ経済状態は、極めて深刻と言わざるを得ません。なぜなら、以下のような諸問題が山積しているからです。
(1)少子高齢化による国内消費の停滞
①少子化
・高学歴化などによる「晩婚化」
・保育施設などの不十分さによる「出生率の低下」
②高齢化
・延び続ける「平均寿命」
・増える「団塊の世代」
(2)都市への勤労人口の流出による地域経済の縮小
①一極集中化する「モノ」「カネ」「ヒト」
②限界集落化する「イナカ」
③シャッター街化する「マチ」
とは言え、希望の光がまったくないわけではありません。
なぜなら、幸いなことに多くの外国人にとって、日本の伝統的な文化をはじめ、近代的な都市や高性能かつ安全・安心な製品、そして魅力的な観光地および四季折々の変貌を味わうことのできる豊かな自然は、大いなる憧れであり、見果てぬ夢なのです。
もっと言えば、13世紀にマルコ・ポーロが書いた『東方見聞録』にあるように、「黄金の国」ジパングは、是非訪れてみたい国と考えていることに疑いの余地はありません。
欧米や東南アジアの国々をはじめ、領土や歴史観の問題でしばしば反日運動を引き起こす中国や韓国でも例外ではありません。
政府は、このことを念頭に2003年(平成15年)4月に国土交通大臣を本部長とする『ビジット・ジャパン・キャンペーン実施本部』を立ち上げ、外国人旅行者の訪日を促進する活動を積極的に推し進めはじめたことにより、キャンペーン実施前には年間524万人だった外国人旅行者が2013年度には1036万人、2014年度には1341万人となりました。
途中、2007年の世界金融危機、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故後の落ち込みがあったものの、円安による為替差益や免税店の増加及び手続きの簡素化の効果もあって順調に回復してきている証しです。
インターネットの普及とグローバル化の進展により「国境の敷居」がますます低くなり、また格安航空会社(LCC)の発展で他国との距離が格段に縮まりつつあるなか、フトコロに余裕のできた人々は、日本の文化をいっそう眩しく感じ、大いに心を魅了されるのでしょう。
そんな彼らを日本に呼び込み、「JAPAN」ではない「日本」を体験してもらうことにより、冷えた消費を促し、経済を活性化させる「インバンド事業」は明るい将来への「道標」となり得ます。
インバウンド事業推進を構成する項目として、以下のようなものが挙げられます。
①魅力ある商品(Made in Japanの安心・安全な製品)
②素晴らしい観光資源(京都、奈良、富士山などの世界遺産)
③心に響くサービス(おもてなしのこころ、気配りや心遣い)
④魅惑的な文化(日本独自の伝統芸能や食文化、アニメなど)
⑤心に残る宿泊施設(もう一度訪れたくなる施設)
ここでは、「心に残る宿泊施設」にポイントを絞り、豪華なホテルや老舗旅館などとは違う「ゲストハウス」について述べるとともに、実際の経験に照らした開業手順を『失敗しないゲストハウス【開業編】』にまとめてみました。
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