ISO 9001の認証の取得・維持が、組織の品質の維持・向上に役立っていないのはなぜか? その原因の多くは、「仕事を統一・単純化する」という“標準化”を含むTQMの考え方や手法が活用されていない点にあるのではないか? であれば、ISO 9001認証組織に、TQMの考え方や手法を分かりやすく解説して活用してもらおう! この観点から執筆されたのが本書です。
本書の特長は下記の3つです。
1)TQMの考え方・手法は、基礎的なものに絞る(「QC検定3級」対応レベル)。
2)「見える化」のために図表を多用し、具体的な(それも、できれば筆者が経験した)事例を含む。
3)ISO 9001との対応性(活用性)に触れる。
ISO 9001:2015年版において、組織は「事業活動とQMSの一体化」「トップマネジメントの関与強化やリスクベース思考」「パフォーマンス重視のためのプロセスアプローチの強調」「組織の知識の維持やヒューマンエラー対策」等への対応が求められますが、そのいずれについても、本書で示されたTQMの考え方・手法が大いに役立つはずです。2015年版対応としても、『ISO 9001に役立つTQM入門』をぜひご活用ください。
本書は12章からなります。各章のタイトルは下記の通りです。
1. ISO 9001とTQM
2. QC的ものの見方・考え方
3. 方針管理と日常管理
4. 品質保証とプロセス管理
5. データのとり方・まとめ方
6. QC七つ道具
7. 新QC七つ道具
8. 問題解決法(QCストーリー)
9. 検査と試験
10. 標準化
11. 信頼性、品質機能展開
12. まとめ
著者の松本隆氏は、古河電気工業で、生産技術、改善推進、品質保証、品質管理推進等の業務を経験後、日本規格協会で、国内外の標準化と品質管理に関する人材育成事業に取り組んでいます。現在、ISO 9001の審査、並びにISO 9001、TQM、5S等に関するコンサルの傍ら、ビジネススクールでは(標準化をビジネスに活かすための)「標準化経営戦略」という科目を担当しています。<主要著書>『超ISO企業実践シリーズ:お客様クレームを減らしたい』(日本規格協会)、『社内標準化とTQM』(日本規格協会のHP「標準化教育プログラム」)、『QC検定受験テキスト1級〜4級』(共著、日科技連出版社)等。
ISO 9001 ni yakudatu TQM nyumon (aisosu mukku) (Japanese Edition)
Sobre
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