The Startup of Science Business: How to start up business using resourse of the university (Japanese Edition)

スマートなライフスタイルのご提案です。この本の読者は、サイエンスに興味を持ち、その分野のビジネスを立ち上げてみたいという方を対象にしています。大学で、現在、研究に従事している研究者や研究補助をしている方は、もちろんのこと、それ以外に、具体的な起業のアイデア、特許はないが、起業に興味がある方や社会に役立つことをしたいと考えている方、シニアの方で、自分のこれまでの経験や人脈を活かしたい、子育て中の主婦など、むしろ、一般の方に、是非、読んで頂きたいと思っております。
大学には、豊富な優秀な人材から最新の研究施設や生産施設や知財まで完備した事業のシーズ（特許、技術、システムなど）、そして、事業化をサポートする専門スタッフが、すべて、揃っています。
しかし、「大学の特許は、８０％以上が未利用のままです」。この潤沢な資源の活用を、今、大学の関係者だけでは、宝（特許や技術、システム）を十分に活かせない状況に陥っています。大学関係者だけに任せないで、一般の方も参画して、事業化に参画してみませんか。クラウドファンディングによって、起業環境が、非常に良くなってきました。雇用環境が不透明になりつつある今日、もう１つの自分のビジネスを準備しておくことでも、有用ではないでしょうか。
博士やポスドクの企業へ就職の高いハードル、世間知らずの教授陣など「日本ほど、アカデミックと産業界が、はっきり分かれている国はない」と言われますが、そろそろ、民間から積極的にアカデミックの世界に入り込み、産業への道を切り開き、産学が融合する時期に来ています。安倍内閣の一億総活躍社会の実現を、他人ごとと思わず、飛び込んでみてはいかがですか。
なお、この本の収益は、私の主宰するサイエンスカフェ高槻の運営費に補てんする予定にしております。