財務省とその御用学者は「年金財源が足りなくなるぞ、それ消費税の増税だー」と盛んに
主張していますが、本当でしょうか?年金の本質を考えると、そんな主張はほとんど無意味
であることがわかります。おカネが必要なのであれば、その調達手段はいくらでもあるの
です。年金の本質的な問題は「高齢化によって労働人口が減少すること」であり、それに
伴って国民生活を維持するために必要十分な財(物やサービス)が供給できなくなるリスク
です。逆に言えばどれほど労働人口が減少しても国民生活を維持するために必要十分な財が
供給できるなら国民生活は維持できるのです。もしそうした状況にありながら年金財源が
不足して国民に財が行き渡らないのだとすれば、それはおカネが足りないだけの問題なの
です。本書ではそうした視点から、年金を単におカネの問題として考えるのではなく、
年金を生産と分配の立場から検討し、財源とはどうあるべきかをご提案します。
目次より抜粋
第1章 生産と分配から年金を考える
(1)生産と分配に基づく年金の仕組み
年金の基本的な財政構造
高齢化に伴う理想的な構造変化
「消費税を年金財源に」は意味不明
(2)リスク1:生産性が増加しない場合
労働者当たり生産量が増加しなければ年金が破綻
生産量を増加させる方法①投資
生産量を増加させる方法②再配置
高齢化対応に必要な生産性上昇率は何%か?
(3)リスク2:賃金が増加しない場合
労働者当たり賃金が増加しなければ年金が破綻
生産性が向上しても企業は賃上げしない
(4)リスク3:財政再建による通貨収縮
財政再建で縮小する所得と経済活動
財政再建は金融資産課税ですべき理由
第2章 新しい年金システムの考え方
(1)絶対に枯渇しない年金財源とは
財源が「税」である必要はあるのか?
通貨発行と税制の組み合わせで永続財源
老後のための貯蓄が不況を招く
(2)通貨制度改革の必要性
現代通貨制度の問題
解決法=政府通貨制度
(3)年金保険料の無料化を実現する
年金制度とベーシックインカム
年金保険料の無料化の根拠
など
zettai ni kokatsu sinai nenkinzaigen no houhou towa: syouhizei no zouzei wa mattaku muimi jyoushiki ni tyousen suru keizairon (Japanese Edition)
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