中国はバブルなのか。バブルだったのか。バブルはもう終わったのか。どうも、よく分からない。
不動産価格が高騰しているらしいが、各地に巨大なゴーストタウンが出現している。株価は最高値の3分の1に下がったままだ。
当局が発表する不良債権の額は米大手金融機関の推定額を大幅に下回っている。
この十数年、中国詣でを繰り返した私の実感は、やはり2008年の北京五輪前後の3年がバブルで2012年以後崩壊というか軟着陸に向かっている、という感じだ。政権内部で起きた汚職、堕落、空気、水、食物の汚染にみられる環境破壊、地方政府の不良債権の急増などなど外形的事実を挙げようと思えば挙げられなくはない。
しかしバブルが崩壊した、とはっきり言えないのはなぜだろうか。中国は国家資本主義体制の一党独裁国家で、巨大な政治権力によって不良債権問題を先送り、棚上げしてきたし、今回もしようとしている。それを可能にするのはGDPの半分の規模を持つともいわれる巨大な地下経済が失業などバブル崩壊に伴うさまざまなトラブルを吸収し、崩壊を食い止め、支えているからかもしれない。アフリカと欧州が共存する社会といわれる中国は二枚腰で徳俵に足をかけて今、こらえている。しかし先送りし棚上げした不良債権問題は成長を先食いし、中国を低成長国家に追い込むのではないか。
空に吸うべき空気なく、川に飲むべき水なく、地に食すべき糧なし、大学に学問の自由なく、言論界に報道の自由なし。こういった批判が国内で広がっているのは中国の現状を表している。
Chukajinmin kyowakoku no tasogare kagenoginkou (Japanese Edition)
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