Bukkyonoosieosideyomu serekusyon iti Mitisirube (Japanese Edition)

「仏教の教えを詩で読む」シリーズの総集編の二巻。シリーズの数々の詩の中から『釈迦の教え・言葉を直接取り上げた詩』ばかりを集めました。この二巻で釈迦の教えた本当のことがわかる内容です。
　大乗仏教の伝わった日本では、釈迦の教えた本当のことはほとんど知られていません。仏様と言えば、願い事を叶えてくれる存在であり、多くの人が神仏に頼んで金銭の利益や健康、精神的利益、極楽に生まれ変わることなど様々な利益享受の願い事をします。つまり、日本では人の欲を助けるありがたいパワーの超人が仏様です。
　では、実在の釈迦（仏陀）の実像は？教えたこととは？
　釈迦は【悩み苦しみの多い人生で、心を穏やかに慈しみの思いを持ち、幸せに生きる】ための方法を自分で見つけ、そのノウハウを人々に教えた人です。願い事を叶えてくれるのではなく生き方を教えてくれる先生。生徒は、幸せになるために自分で実践します。【自己こそ自分の主である。自己をよくととのえたならば、得難き主を得る】。教えは、自己の心をコントロールして実践行動を促す心の自由、幸福への処方箋です。欲と執着が招く悩み苦しみの不幸から、心身が自由で清らかな幸せへいたるための道しるべです。
　この本を読む人に、心の平安と幸いがありますように。