Bukkyonoosieosideyomu TokinoHotori (Japanese Edition)

　この本は、釈迦が教えた八正道と言う生き方を胸にして過ごしてきた詩人が自然や歴史の様々なすがたを読んだ詩を編んだものです。八正道の正とは、生きていれば誰でもが持つ先入観や偏見、憶説をもたずにありのままにものを見、行動する立場のことであり、すべての生きものに慈しみの心を持ち接し・人を傷つけず・生きものを害せず・自分を貶(おとし)めず汚さずに生きて行くいきかたのことです。その視点で自然や生きるものを観たとき、時のほとりですべてはただ生まれたから死ぬまでありのままに生きているだけです。生きることに意味や意義を求めず、美しいもの・うまい物・楽しい時間などと五感に刺激を与えるものなどを求めないので悩みや苦しみとも無縁。
　この本を読んだ方が、このように清らかに生きるものの姿に触れることで、日々を心の安らぎと幸いな中にすごすことができますように。