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    Sin wakatigaki Genjimonogatari 7 Momijinoga (Japanese Edition)

    Por Murasaki Shikibu

    Sobre

    【もみぢの賀】
    ・もみぢの賀は、朱雀院(先の天皇)が五十となったお祝いをしに、桐壷帝が行幸をなさる時の行事を、女御様方が見られないため、天皇の御前で試楽をさせたところ、光源氏の舞った青海波が大変に素晴らしかった、という話題から始まります。
    ・光源氏の子を宿した藤壺との間には人に知られてはならない心の葛藤が双方に生じているし、左大臣の娘である妻の葵との間にはよそよそしい夫婦関係が続いているし、やがては本妻にしようとして囲った若紫の美しさには大変に心を惹かれるものの、まるで娘を養育しているようで、女としての付き合いは出来ない。
    ・その心の隙に、激しく光に言い寄る典侍(五十代の老女)に、気が乗らないものの関わり合ってしまって、とんでもない恥をかいてしまいます。
    ・やがて光の子を皇子として生んだ藤壺は、中宮(皇后と同格の后)となり、ますます光の手の届かない人となってしまいます。
    ・各々の登場人物の心の中の思いを描写しながら、それでいて客観的な描写をしていて、ユーモアさえも感じさせるものとなっています。紫式部の筆力の確かさがうかがわれる編です。

    【新・分かち書き】
    ・原文と現代語訳を同時に読むことが出来るように工夫した分かち書きです。本文を読めば原文として読むことが出来、ルビを読むと現代語訳として読むことが出来ます。
    ・ぜひゆっくりとお読みください。原文と現代語訳とを同時に読み進めることが出来るようになれば、とても楽しい読書体験が出来るのではないか、と思っています。

    【原文について】
    ・原文は、江戸の寛政期の実際の文章にならっています(詳しくは、本の中の【謝辞】をご覧ください)。他の出版されている原文と比較すると分かりますが、平仮名が大変に多いことに気付かれると思います。原文を印刷とする場合、漢字を加えなければ、単語の区切りが判別できなくなってしまうため、一般の出版物では原文の一部の字を漢字に変えているのです。この「新・分かち書き」では、単語が初めから区切られているため、漢字に変える必要が無く、平仮名と漢字を、そのまま忠実に写すことが出来るのです。

    平成25年7月 原文の表記方法を、歴史的仮名遣いに変更しました。
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