作家兼歴史家で、日本ペンクラブ会員、同志社の歴史描写に定評のある著者が、アイビー&トラッド・クラブが流行した1980年代の京都の学生たちの生き方を30年の時空を超えて現代に蘇らせました。
本書は、恋愛と友情とスポーツと勉強と将来の夢、大学時代に誰もが経験する様々な経験と、その経験を通して成長してゆく学生たちの姿をユーモラスに描いた長編娯楽青春小説です。
物語の主人公はアイビーを愛する大学4回生。描くのは、1980年代のある年の10月から、途中、夏の思い出をプレイバックしつつ、翌年3月の卒業式までの主に半年間。
移ろいゆく京都の季節の中で、主人公の不器用な恋愛を縦糸に、学園内外の様々な出来事を横糸に、人と繋がるには、手書きの手紙と固定電話以外には直接会うほかなかった1980年代の学生たちの、じれったい、しかし、本質は現代の学生たちと変わらない真剣かつユーモア溢れる生き方を描いてゆきます。
クラブ活動、ゼミナール、学食、たまり場の喫茶店、コンパ、応援歌、サマーキャンプ、肝試し、学園祭、学生討論会、アルバイト、クリスマス・パーティー、そして卒業式。学生時代の思い出を光り輝かせる様々なエッセンスを、宝石箱のようなKindleの中の一冊に沢山詰め込みました。
故井上ひさしペンクラブ会長は、常々「小説とは、日常を非日常に変えるもの。読者の皆様の普通の日を特別の日に変えるもの」とおっしゃっていました。私も含めて、作家はそのことを目標に小説を書いていると思います。
1980年代に学生だった方々は、本書によって、学生時代に帰ることが出来れば、また、現在学生の皆様は、本書によって、ご両親の学生時代にタイムトラベルができれば。そして、すべての読者の皆様の日常が、本書によって少しでも特別な日に変わることできれば、著者としてこれ以上幸せなことはありません。
なお、本書には、巻末に一度読んだらすぐにアイビー・ボーイ&ガールになれる「アイビー辞典」も付いています。
ぜひお読み下さい。
著者 トニー北山(日本ペンクラブ会員、作家)
※日本ペンクラブの会員名簿は歴史家の名前で登録しています。
主な著書:『会津藩と奥羽越諸藩はなぜ戊辰戦争を戦ったのか』、『江戸の晩鐘 御気楽座緩歌舞伎興行記』
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