ごあいさつ
1947(昭和22)年小学校5年生の時、浦和で第1回写生コンクールがあり、学校の代表に選ばれ参加しました。
空は真青で、雲ひとつない紅葉の時で色がとても豊かでした。
審査員の先生方が30人くらいおられ、厳しい規制がありましたが幸運にもピラミッドの最上に登り一等賞を頂きました。
これが絵筆をにぎるキッカケとなったのですが、私を選んで連れて行ってくださった佐藤ほの先生のおかげです。
社会に出て働くようになってからは日曜画家となり、せっせと描いていました。児童画専門の先生に一日も早く油絵に入りなさいと言われ、初めて描いた油絵の味は忘れられません。とりこになって、油絵から離れられなくなりました。
このようにして、私は油絵の世界に入りました。
作品が出来上がって一人で画面を見ている時は、とても楽しいものです。
出来不出来にあまり拘らないのも、そこに自分自身の分身がいるからです。
とても可愛いい。
自分の子供のように感じ、日増しに上達していく子供の成長を感じました。
これらの作品を見て頂きたい。
現在、私は82歳です。もうじきこの世とお別れしなければなりません。
これから先、私の代表作ともいえるような、自分でも得心のいく絵を大作・小品に限らず残すため、丁寧に描いて3枚以上を残したい。
それがこれからの夢なのです。
亡き父、母に
この画集を捧げます。
2015年12月
小河 田鶴子
著者略歴
小河 田鶴子(おごう たづこ)
1934(昭和9)年3月30日、材木商の父敏英、母うた子の三女として生まれる
1946(昭和21)年10月1日、満州より引き揚げて来る
1949(昭和24)年、浦和市立常盤小学校卒業
1952(昭和27)年、三鷹市立中学校卒業
1955(昭和30)年、東京都立武蔵高等学校卒業
1971(昭和46)年、第18回から光風会夏期講習会に参加する
この頃より笹岡了一先生に7年間ご指導いただく
1994(平成6)年、第1回小河田鶴子個展を玉屋ギャラリー(銀座)にて開催
1995(平成7)年、第32回杜人展に《湖畔の宵》を出品する
2001(昭和13)年、JAG展に《午後の海》を出品する
Landscape Life: TAZUKO OGO ART BOOKS (22nd CENTURY ART) (Japanese Edition)
Sobre
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