目次
○東洋医学と西洋医学の違いとは・・・・・・・・・・・2
○東洋医学と西洋医学を融合して体質診断・・・・・・・6
○あなたは何タイプ?経絡と内臓の症状から見る・・・・9
・木タイプ、火タイプ、土タイプ
金タイプ、水タイプ
○治療法
・内臓の調子を整えるツボ・・・・・・・・・・・・・21
肝、心、脾、肺、腎、胆、小腸、胃、大腸、膀胱
・タイプ別の体操と健康法・・・・・・・・・・・・・42
木タイプ、火タイプ、土タイプ
金タイプ、水タイプ
始めに
病院での検査は何を測っているのか考えたことはありますか?
身体に異常があるのに異常なしと出る人が多いのはなぜでしょうか。
西洋医学は大人数を相手にする事に重点をおいて発展したので平均値を重要視します。
だから異常のある無しは平均値から外れているかどうか。
対して東洋医学は王様を助けるために発達したので相手の普段がどうかを重視します。
東洋医学と西洋医学の違いとは
西洋医学を例えるなら大きな川と小さな川をイメージして下さい。
大きな川はたくさん水量が減っても平均の水量より多ければ異常無しと判定されます。
対して小さな川は少し減っただけでも異常ありと判断される可能性が高いと言えますね。
対して東洋医学なら水量を計る事はせずに普段に比べてどうか?
そこを重視するという事ですね。
さらに川の汚れを見たとしても大きな川の方がゴミがたくさん見つかるのは当然ですが異常ありの判断になるでしょう。
それよりも普段はないゴミがあるかどうかが異常のある無しではないでしょうか。
だから問診をろくにせずに機械だけを見つめていれば見落としが出るのは当然ですね。
東洋医学で見る事
まずは見る。
先入観無しに相手を見ます。
姿勢や顔色、髪、皮膚、爪など身体の不調が反映されやすい所をチェックします。
そして問診。
日々の生活習慣から原因を推測します。
最後に触診。
見立てが合っているか確認します。
脈をとるのも触診ですね。
まずはツボや反射点を触って身体の状態をチェックします。
各臓器の異常や気、血、津液の過不足や滞りを見ます。
血液検査や機械では異常と判断されない未病の状態も治療しますよ。
治療の仕方の違い
西洋医学なら薬や手術で原因を取り除きます。そのため症状を抑えるのは得意で即効性がありますね。
東洋医学なら身体を強くして原因となる物に負けないようにします。即効性では劣るものの再発防止には有効です。
身体を強くするには特別な事は必要ありません。
食事や生活習慣、ツボの刺激に体操を行うなどの自分で出来る事が大半です。
家庭の医学に近いために有名にはなりにくかったと言えますね。
本書では東洋医学における体質の5分類と考え方を紹介し、内臓から体質改善をするために必要なツボと体操を紹介していきます。
あなたは何タイプ?内臓と経絡から分類
木タイプ
特徴は肝臓と胆のうの異常に現れます。肝臓は血液を貯蔵し代謝を調節します。胆のうは脂質を吸収する胆汁を溜めておきます。
東洋医学では血流と同時に熱の動きや代謝の調節などを総合的に考えます。
つまり筋肉のつりやすさや爪の状態、精神面、目の状態は肝臓や胆のうの状態が反映されると考えています。
そして身体への負担が大きい人は肝臓での代謝が亢進し過剰な熱を頭に昇らせます。
結果として自律神経への影響が大きいとされます。
自律神経が交感神経優位のときは起こったりイライラしやすくなったりします。
交感神経が強くなりすぎ副交感神経が弱まると決断力が鈍くなり、びくびくしたり溜息が多くなったりします。
不眠なども自律神経の乱れによる症状ですね。
また熱が過剰に生産されているために血液がドロドロの状態になっているのも影響します。
耳の不調などもこんな時に現れ偏頭痛や耳鳴り、めまいなども現れるのが特徴です。
このタイプは休憩が下手なので休みの日まで仕事をしたり仕事が趣味だったりと常に緊張状態です。
その代わりリーダーシップが強く人を引っ張て行く力がありますね。
肝臓にお勧めなのは熱を散らし交感神経の興奮を抑えるツボで三つ紹介します。
一つ目は曲泉(きょくせん)です。
膝を曲げた時にシワの内側の端です。
親指で軽く10秒ほど抑えましょう。血流が悪いと少し痛みます。
肝機能を高め血行が良くなります。全身の水分の巡りを良くします。
木タイプを強くするのは鹿の動き
股関節の動きを強化し背骨の歪みを整える動きになります。
お相撲の四股踏みもそうですが股関節の柔らかさは背骨の動きも柔らかくします。
結果として肝臓を強くし疲れにくい身体になるでしょう。
木タイプの健康法
木タイプは肝が亢進しやすく交感神経優位なタイプですね。
性格としては良い意味では積極的ですが他人に対しても厳しい性格になりがちです。
改善のためには熱を下ろすことです。
効果的なのはシャワーを浴びる事で半身浴も良いですね。
深く息を吸うこともお勧めです。
身体を落ち着かせアルコールなどは控えると肝臓の負担は減っていきます。
大切なのは気分転換です。
この症状が現れる人は悩んでいる事が多く頭を使い過ぎています。
オーバーヒートの状態ですね。
こんな時は散歩などで足を動かす事が必要です。
外に出られない時は屈伸をして足の水分を動かしましょう。
結果として頭の熱が下がってきます。
また問題を抱えている人は掃除や模様替えなどで違う事に頭を使いましょう。
脳の構造は一つの問題に集中するより複数に分散した方が、効率が上がるためです。
良いアイデア脳の効率を上げた方が出てくるので試してくださいね。
○東洋医学と西洋医学の違いとは・・・・・・・・・・・2
○東洋医学と西洋医学を融合して体質診断・・・・・・・6
○あなたは何タイプ?経絡と内臓の症状から見る・・・・9
・木タイプ、火タイプ、土タイプ
金タイプ、水タイプ
○治療法
・内臓の調子を整えるツボ・・・・・・・・・・・・・21
肝、心、脾、肺、腎、胆、小腸、胃、大腸、膀胱
・タイプ別の体操と健康法・・・・・・・・・・・・・42
木タイプ、火タイプ、土タイプ
金タイプ、水タイプ
始めに
病院での検査は何を測っているのか考えたことはありますか?
身体に異常があるのに異常なしと出る人が多いのはなぜでしょうか。
西洋医学は大人数を相手にする事に重点をおいて発展したので平均値を重要視します。
だから異常のある無しは平均値から外れているかどうか。
対して東洋医学は王様を助けるために発達したので相手の普段がどうかを重視します。
東洋医学と西洋医学の違いとは
西洋医学を例えるなら大きな川と小さな川をイメージして下さい。
大きな川はたくさん水量が減っても平均の水量より多ければ異常無しと判定されます。
対して小さな川は少し減っただけでも異常ありと判断される可能性が高いと言えますね。
対して東洋医学なら水量を計る事はせずに普段に比べてどうか?
そこを重視するという事ですね。
さらに川の汚れを見たとしても大きな川の方がゴミがたくさん見つかるのは当然ですが異常ありの判断になるでしょう。
それよりも普段はないゴミがあるかどうかが異常のある無しではないでしょうか。
だから問診をろくにせずに機械だけを見つめていれば見落としが出るのは当然ですね。
東洋医学で見る事
まずは見る。
先入観無しに相手を見ます。
姿勢や顔色、髪、皮膚、爪など身体の不調が反映されやすい所をチェックします。
そして問診。
日々の生活習慣から原因を推測します。
最後に触診。
見立てが合っているか確認します。
脈をとるのも触診ですね。
まずはツボや反射点を触って身体の状態をチェックします。
各臓器の異常や気、血、津液の過不足や滞りを見ます。
血液検査や機械では異常と判断されない未病の状態も治療しますよ。
治療の仕方の違い
西洋医学なら薬や手術で原因を取り除きます。そのため症状を抑えるのは得意で即効性がありますね。
東洋医学なら身体を強くして原因となる物に負けないようにします。即効性では劣るものの再発防止には有効です。
身体を強くするには特別な事は必要ありません。
食事や生活習慣、ツボの刺激に体操を行うなどの自分で出来る事が大半です。
家庭の医学に近いために有名にはなりにくかったと言えますね。
本書では東洋医学における体質の5分類と考え方を紹介し、内臓から体質改善をするために必要なツボと体操を紹介していきます。
あなたは何タイプ?内臓と経絡から分類
木タイプ
特徴は肝臓と胆のうの異常に現れます。肝臓は血液を貯蔵し代謝を調節します。胆のうは脂質を吸収する胆汁を溜めておきます。
東洋医学では血流と同時に熱の動きや代謝の調節などを総合的に考えます。
つまり筋肉のつりやすさや爪の状態、精神面、目の状態は肝臓や胆のうの状態が反映されると考えています。
そして身体への負担が大きい人は肝臓での代謝が亢進し過剰な熱を頭に昇らせます。
結果として自律神経への影響が大きいとされます。
自律神経が交感神経優位のときは起こったりイライラしやすくなったりします。
交感神経が強くなりすぎ副交感神経が弱まると決断力が鈍くなり、びくびくしたり溜息が多くなったりします。
不眠なども自律神経の乱れによる症状ですね。
また熱が過剰に生産されているために血液がドロドロの状態になっているのも影響します。
耳の不調などもこんな時に現れ偏頭痛や耳鳴り、めまいなども現れるのが特徴です。
このタイプは休憩が下手なので休みの日まで仕事をしたり仕事が趣味だったりと常に緊張状態です。
その代わりリーダーシップが強く人を引っ張て行く力がありますね。
肝臓にお勧めなのは熱を散らし交感神経の興奮を抑えるツボで三つ紹介します。
一つ目は曲泉(きょくせん)です。
膝を曲げた時にシワの内側の端です。
親指で軽く10秒ほど抑えましょう。血流が悪いと少し痛みます。
肝機能を高め血行が良くなります。全身の水分の巡りを良くします。
木タイプを強くするのは鹿の動き
股関節の動きを強化し背骨の歪みを整える動きになります。
お相撲の四股踏みもそうですが股関節の柔らかさは背骨の動きも柔らかくします。
結果として肝臓を強くし疲れにくい身体になるでしょう。
木タイプの健康法
木タイプは肝が亢進しやすく交感神経優位なタイプですね。
性格としては良い意味では積極的ですが他人に対しても厳しい性格になりがちです。
改善のためには熱を下ろすことです。
効果的なのはシャワーを浴びる事で半身浴も良いですね。
深く息を吸うこともお勧めです。
身体を落ち着かせアルコールなどは控えると肝臓の負担は減っていきます。
大切なのは気分転換です。
この症状が現れる人は悩んでいる事が多く頭を使い過ぎています。
オーバーヒートの状態ですね。
こんな時は散歩などで足を動かす事が必要です。
外に出られない時は屈伸をして足の水分を動かしましょう。
結果として頭の熱が下がってきます。
また問題を抱えている人は掃除や模様替えなどで違う事に頭を使いましょう。
脳の構造は一つの問題に集中するより複数に分散した方が、効率が上がるためです。
良いアイデア脳の効率を上げた方が出てくるので試してくださいね。