[概要]
感性と知性。人間の外界を捉える二つの機能。感性は、外界に近づくようにして、外界のすべてを一度に捉えるのに対し、知性は、外界から遠ざかるようにして、外界を論理の細い糸で捉える。生きるのに必要な人間の二つの機能。
人間の生に二つとも必要なのだけど、なぜか敵対する二つの機能。感性が外界の輝きを捉えて目を見張るとき、知性は自己の存在を忘れてしまい、知性が鋭い論理で外界にメスを振るうとき、感性はかたわらで倦怠をかこっている。
けれども、感性と知性は、協働すべきものなのだ。感性によって、時の流れの瞬間がわかり、知性によって、時の流れの持続がわかるのだ。感性によって、時の流れの輝きがわかり、知性によって、時の流れの不思議がわかるのだ。
芸術は、感性と知性の総合だ。レオナルドの人物画は、人の表情の瞬間と持続の、永遠なる総合だ。モネの風景画は、自然の刻々の移ろいの、久遠の相への写し変えだ。セザンヌの静物画は、個々の物の素朴な輝きを、互いに輝き合わす造形だ。
[内容]
「画家と科学者」、「エゴン・シーレの自画像」、「科学、現象学、それに芸術」、「男性の肖像画」、「女性の肖像画」、「知ること、為すこと、感動すること」、「識っているのに識らないもの」、「何物と何故」、「理性、感性、人間性」、「モネの絵」、「日を浴びる積みわら」、「睡蓮の池」、「私のセザンヌ」、「セザンヌの自画像」、「セザンヌの絵」、「我々はどこから来たのか、我々は何物か、我々はどこへ行くのか」、「言葉を捜すと、言葉が現れる」、「科学論文は科学者の自画像」、「微笑みのある肖像画」、「人は独りでいられない」、「モチーフはどこにあるのか?」、「想いを見る」、「動きを捉える」、「リンゴを描けと言われると」、「生きながら死んでいる」、「肖像画を描く」、「私を他人にする」、「世界は私の身体だ」、「確かに存在するもの」、「芸術作品は物のように在るのか?」、「科学も絵画も物の中から生まれる」、「なぜ人は絵を描くのか?」、「プルーストの時間」、「時よ、お前は美しい」、「私は物の中で生きている」、「私は物の中に住んでいる」
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