震災や経済危機でリアルに「あした」が見えない今だからこそ、「それでも」と足掻き続ける人々の話を作りたかった。
『「AiRthree(エアスリー)」収録『「あしたはどっちだ?」って言っていられるうちが花なのよ党宣言』(福井晴敏)より
正解の見えない時代だからこそ、原点に立ち返ろう。
電子書籍「AiR(エア)」は文芸、学芸、ノンフィクション、マンガ、デジタルメディアなど各分野の第一線で活躍する著者が集まって刊行する作品集。
自分たちが「おもしろい」と思ったものを、直接、読者に届けようとするオリジナルの電子書籍。デジタルデバイスでだけ、読むことが可能です。
電子書籍関連のサービスが拡大していく2012年に刊行された、この第3号「AiRthree(エアスリー)」では、新たに福井晴敏さん、カラスヤサトシさん、生協の白石さんらが参加。電子だからできる可能性を実践しようとしています。
新刊のたびに拡がっていく「AiR(エア)」と電子書籍の世界。お読みいただけましたら幸いです。
【「AiRthree(エアスリー)」収録作品】
『「あしたはどっちだ?」って言っていられるうちが花なのよ党宣言』 福井晴敏
自分たちはいったいどんな時代を生きてきたのか。そしてどんな時代をこれから迎えるのか。デビュー以来、大きな仕事を手がける作家が、独自の視点で語る“花なのよ宣言”。
『生協の白石さんのつくりかた ~僕の学生時代とまわりの人々~』白石昌則
「ひとことカード」のやりとりがベストセラーとなった生協の職員、白石さん。そのご自身の学生時代はどんなだったのだろうか。それはやっぱり、とんでもなく面白い日々だった。
『愛について語ってみよう』 カラスヤサトシ
愛ってそもそもいったい、なになのだろう。ご結婚を発表し、家族をもうけられたカラスヤサトシさんが、面白くもしみじみと描きおろす。
『ダンス、してますか?』 前野隆司 慶應義塾大学大学院システムデザイン・ マネジメント研究科教授(協力 黒沢美香 横山千晶 武藤浩史)
意識は心の主役ではないという「受動意識仮説」を提起した文理融合領域の工学者が挑むドキュメント。人は意識と無意識、意図と意図せざるものに引き裂かれている。しかしそれこそが人間なのだ。
『ニュー吉田自転車』 吉田戦車
自転車で街を走るのはこんなに気持ちいい。出先で食べるごはんは、すごく美味しい。吉田戦車さんが綴る、絶妙のイラスト&エッセイ。今回の舞台は西武線沿い。
『私は恋している』 皆河有伽
あるアダルトグッズに毎晩現れる女子高生には、誰にも言えない秘密があった。彼女自身もまた、自分の秘密には気がついていなかった。人間の本質を容赦なく描写する痛切な愛の物語。
『リア充論2012~インターネットはネコの時代からイヌの時代へ~』 岡田有花
ふと気がついたら、みんなネコが好きになっていた。確かにネットにはネコばかり。しかしよく見てみたら犬の進出の兆候が見られる。これは社会のリア充化のはじまりなのだろうか? 独特の視点で語るリア充論。
『子どもたちの目線から見た店舗経営~秋葉原マーケティングの最前線~』石山新
子どもたちが集まるトレーディングカードショップ。かつての「駄菓子屋」に当たるのかもしれない。最先端でありながら変わらない価値がある世界の現場から本音のレポート。
『AKB48 VS. 少女時代 女性アイドルから見るふたつの国』 本郷和人 東京大学史料編纂所教授
ハイコンテクスト文化のAKB48。国を越えるローコンテクスト文化のKPOP。一見、紳士的な対話ながらも、水面下では激しい思惑が交錯する文化論。
『ファントムペイン』 堀田純司
失った後にも体の感覚が残るという幻肢痛。それ自体は医学の領域の現象でなにも不思議はない。しかし彼女の不思議は、その幻の肢体で幻に触れられるところ。ディープホラー小説。
AiRthree denshisyosekiAiR (Japanese Edition)
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