馬琴が思い描いた、義侠心の厚い荘客(ひゃくしょう)による世直しの幻想は、江戸末期の関東の現実とどのようにつながっていたのか。また、馬琴の作品世界には、強大な〈悪〉の力を発動する様々な〈けものたち〉が登場するが、〈呪われた存在〉としてのそのパワーは、時代が〈近代〉へと移行するに従い、藤村や鏡花らの作品の中で、どのような変容を強いられるのか。——そのように考察を進める著者の想像力は、やがて、鏡花が繰り広げる妖しい〈わらべ唄〉の世界にまで踏み込んでゆく——。
かつて『ユリイカ』や岩波『文学』等に寄稿した論文の中から、近代以前の日本の土地風土に密着した心性や、超自然的な感受性について、あざやかに読み解いた三本を選んで編んだ、亀井秀雄の〈新オピニオン・ランチャー叢書〉第一弾!
Aku no sozoryoku Ma no kansei: Bakin kara Kyoka he Shin Opinion Launcher Sousyo (Japanese Edition)
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