1900年、考古学者アーサー・エバンズは、ギリシャのクレタ島でクノッソス宮殿を発掘した。迷宮のような宮殿からは、謎の文字が刻まれた粘土板が多数見つかった。この文字は「線文字B」と命名されたが、何語で書かれているのか、どのように読むのか、まったく不明だった。多くの学者が解読に挑戦したが、解読に成功したのはアマチュアのマイケル・ベントリスだった。ベントリスは、暗号解読のように統計的な手法と大胆な直感で解読に成功したのだった。線文字Bの解読は、「古代文字解読の中で、もっともドラマチックな仕事」といわれている。ベントリスの、線文字B解読をめぐる物語。
図版39点収録。
目次
アマチュア研究者が解読した線文字B
語学の天才、線文字Bに出会う
“象形文字の罠”にはまった第一人者
エバンズの馬。キプロス文字との類似
18歳で線文字Bと決別し、建築家へ
コーバーのトリプレットとグリッド
線文字Bの解読に専念するベントリス
グリッドが埋まらず、立ち往生するベントリス
地名を手がかりに解読に成功する
解読に成功し、研究生活を終えるベントリス
謎の死を遂げたベントリス
2013年10月12日第2刷発行:
誤字の修正をおこないました。
2013年10月22日第3刷発行:
誤字の修正と若干のレイアウト変更をおこないました。
Amachua Koukogakusyano Shouri: Maikeru Bentorisuto Senmoji Biino Kaidoku Retorohakkazu (Japanese Edition)
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