自伝 『わが人生の書』 は、ミラノの医師ジローラモ・カルダーノ (Girolamo Cardano, 1501-1576/77) の最晩年にあたる1574年から1575年ごろに執筆された。彼にとって、自分のことを書くのは初めてではなかった。少なくとも四つのヴァージョンが知られている『わが書物について』において彼は自分の業績をさまざまに分析・描写している。また彼は、複数のホロスコープ集を出版しており、そこに自分のものをつけ加えた。これによって、彼は自分の人生と仕事を分析し解釈する素晴らしい機会をえた。『わが人生の書』は、こうした彼の人生におけるとり組み、つまり「自分の探究」の最終的な統合と考えることができるだろう。彼の自伝は、過去に多くの読者を引きつけ、多くの紙幅がそれに割かれてきた。本論では、三つの主要な要素を焦点としたい。占星術、夢解釈、そしてダイモーンとの対話、もっと正確にいうと、彼の守護霊との対話である。
目次
1. はじめに
2. 『わが人生の書』における占星術
3. 夢解釈
4. 守護霊との対話
Astrology/DreamInterpretation/Daemons: cardanonowagajinseinoshokara (Japanese Edition)
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