【注意:本書はポルノではなく、セックス描写もなく、売春地帯のガイドブックでもありません。自分自身を含め、売春地帯を取り巻く男たち、女たちの生き方や考え方や置かれた立場を記したものです】
タイの売春地帯は、ただの売春地帯ではない。男の金を無限に吸い上げ、いつしか人生そのものを堕落と愛と快楽で包み込むブラックホールのような危険な場所だ。そして、バンコク売春地帯は今も多くの男を狂わせている。私もまたそんなタイの売春地帯にのめり込み、ひたすらそこに沈没していた男のひとりだった。自分の人生の半分以上を売春地帯で消費し、体力がついていかなくなった今も気が緩めば売春地帯に戻りたいと心の傷がうずく。
快楽が欲しいというよりも、あの「売春地帯」の妖しく、派手で、享楽的で、刹那的で、セクシーで、それでいて世間から激しく嫌われ、危険で、淀んだ場所の魅力に抗えない。この場所が自分の人生を破壊し、自分の品位を貶め、他人から後ろ指を指される原因になっているのを知っているのだが、それでも私は繰り返し売春地帯に堕ちる。
そして、売春地帯で私は堕落した男たちや、魅惑的すぎる女たちや、時には情けない我が身を振り返って、いろいろなことを思う。セックスが渦巻く不品行と堕落の街で、私はいったい何を思いながら沈没していたのだろう。私の人生を奪っていたあの堕落と退廃の場所を、私はいつも考える。そして、あの場所で何が起きているのかを考えたり、回想したり、女たちのことを思う。
セックスが剥き出しの街だが、セックスではなく、バンコク売春地帯に沈没するという人生を「静かに」思い返して、感じたことを記してみた。
Bangkok Midnight area: Quietly recollect the place I was robbing my life (Japanese Edition)
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