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    Birds tweet at night the World After (Japanese Edition)

    Por Ryousaku AWANAMI

    Sobre

    人類はいったいどこまで行ってしまうのか……?
    どんなに奇想天外な未来でも、明日にも起こり得るのではないかと変に納得してしまうことの恐ろしさ。
    科学と文明の過剰な発達がもたらすかもしれない様々な「そののちの世界」の出来事を、SFタッチで、ダークなタッチで、またはユーモラスに描いた短編集の刊行開始です。

    第一話の本作は、『夜啼く鳥』

    いつもと同じように始まった朝、低い唸り声を発して恭一の目の前を飛び去った二羽のカラス――。

    ごみ捨て場に向かう右手が、急に重くなったような気がした。青い袋に顔を向けると、その上には一羽のカラスが陣取っていた。まるで、この荷物は自分のものだと主張するかのように。

    SNSではカラスの話題ばかりが投稿されていた。

    <なんで最近のカラスはいつまでも民家の側にいるんだ――>

    <雀はもちろん、メジロもヒバリもモズも、とんと姿を見せない――>

    一方、家に帰ると、真夜中だというのに娘がベランダでスズメに餌をやっている。なぜ、こんな時間に??

    壊れ始める日常と、非日常がいつの間にか日常になってしまう違和感。そして、更なる非日常の連鎖が、あり得ない出来事を招く――。

    すぐに読めて、でもずっとどこかに残ってしまう。ちょっと不思議でほろ苦い読書体験が、あなたを待っている!

    最終話の完結編以外は各短編にストーリー上の関連はありませんので、どの回からでもお読みいただけます。
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