人生は長い長い道のりをゆく一筋の旅であるということは、誰もが知っている。
問題は、その旅の自覚と中味の重さだと思う。
僕の場合もそうだ。僕は、自分自身の旅を語り得るほど功を成し、名を遂げた人間ではない。だからそんな人間の話なんぞ少しも面白くないかもしれない。僕は巷で人生の縮図を展開させて
いる平凡な人間の一人だ。名誉ある家柄があるわけでもなく、資産家の息子でもない。そして特に秀才というのでもない。
しかしこんな平凡な男が、ある日、生意気にも人生というものを考えてみた。生きるということの意義を深く掘り下げて考えてみた。そしてちょっぴり背伸びして、遠くを見つめてみたら、世の中って捨てたものではないなと改めて感じた次第だ。
さまざまな人がいて、いろいろな人生模様をあやなし、種々な仕事がある。僕のように、あまり頭のよくない人間は、理論を問いただけではわからない。そこで、僕はエスカレーターを降りて心と仕事の旅に出てしまったのだ。
旅は非情で厳しいものだから、容赦なく心の甘えや虚飾を剥ぎ取っていく。べそをかいても同情の余地すらない。助け舟などどこを見渡してもなく、羅針盤に向かって荒波の航海を白分の力で泳ぎきるしか道はない。
この著書は、平凡な男がその青春の汗をかいて、涙を流して懸命に歩いた青春の記録である。それは計算された人生を捨て去り、明日の保証も求めず、一心に歩み続けた旅の足跡であることを知っていただきたい。
そして、結果的には金銭にも替えがたい体験の積み重ねに依り、僕は僕なりにこの未熟な魂に人生のなにがしかを刻むことができたと思っている。
そして、人生の中間報告としてここに告白の書をまとめることができた次第だ。
僕は、この旅の途上に生きたドラマとして出演してくれたあらゆる人々に対して、今、心から感謝の意を捧げたい気持で一杯である。
青春とは、暗中摸索の中で必死に闘うこと。良し悪しはともかく、思ったこと、感動したことに行動するという証明があって初めて価値が生じてくるように思う。なぜなら、勇気と行動力こそ人の心をより真摯なものに脱皮させ、成長させてくれる触媒であったからだ。
Bizinesu no tabini deyo (Japanese Edition)
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