2014年、アメリカ国防総省は他者の脳に侵入して機能停止させる「脳内侵入能力」を電子的に発現させたブレイン・イントルーダー(BI)をテロリスト狩りに投入していた。「脳内侵入力」でターゲットを殺害しても物的証拠は残らず、アメリカ政府の関与を疑われるおそれがないため、BIはテロとの戦いの切り札と考えられていた。
2014年夏、BIの開発者、慧子・レノックス博士とBIのモデルとなった橘梨花が財団法人創生会に拉致される事件が起こる。11歳の梨花は生まれつき「脳内侵入力」を備え、BIのモデルとなったが、その後、レノックス博士によって「脳内侵入力」を封印されていた。
創生会は意識と言語が「私」と「非・私」、「私たち」と「非・私たち」を対峙させ、文化間・民族間・宗教間の対立を引き起こすと考え、意識と言語が及ばない領域でお互いの脳を接続した「真の人類」を創出して世界平和を実現しようしていた。そのための基礎技術として創生会はBIに目をつけたのだ。
レノックス博士が創生会の房総半島の研究施設で「真の人類」開発を強要されているころ、米国ではDCIS(国防犯罪捜査局)のパトリック・マスムラ、ローズマリー・アトキンソン両捜査官が人工BIの最高責任者イアン・ステューディがBI情報を外部に漏洩していたことをつきとめる。二人はDIA(Defense Intelligence Agency国防情報局)のリチャード・ブルックス大尉とその部下でBIのソニア・ロペス軍曹の協力を得て、レノックス博士たちの奪還に乗り出す。
マスムラたちが電子監視技術を駆使してレノックス博士と梨花の行方を追っているころ、房総研究所では、梨花に脳内侵入力を回復させて「真の人類」創出に利用しようとする創生会と梨花を守ろうとするレノックス博士の対立が激化していた。そこへ、イアン・ステューディが現れる。ステューディは創生会の思想に共鳴して、レノックス博士と梨花の拉致に協力したのだった。
ついに、マスムラたちが、レノックス博士と橘梨花が創生会の房総研究所にとらえられていることを突き止める。マスムラたちは、昆虫型の偵察・攻撃ロボットとドローン、通常火器で武装して研究所に迫る。ロボット、BI、人間が入り混じる激しい戦闘の火ぶたが切られようとしていた。
Brain Intruder (drama action) (Japanese Edition)
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