burasinoki to sononakama hoka: Leptospermum (engeikankeisyo) (Japanese Edition)

ブラシノキの仲間のレプトスパーマム(Leptospermum)とクンゼア(Kunzea)について解説します。ブラシノキの仲間では珍しく花弁のある品種です。レプトスパーマムは園芸店で御柳梅（ギョリュウバイ）という名で売られています。クンゼアは日本では売られていません。今後普及する品種です。どちらも代表的な品種を解説します。そして日本での栽培が可能なのものを選んで解説しています。
レプトスパーマム(Leptospermum) 属
日本語名は、ネズモドキ属ですが、ギョリュウバイ属とも言われます。
ネズモドキ属は、東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに広く分布しています。

概要
世界中に約83種以上あり、そのうち3種を除いてオーストラリアの固有種です。
ネズモドキ属は、フトモモ科のレプトスパーメア(Leptospermeae)連に属します。
この種はティーツリー(Tea-Tree)とも呼ばれます。しかし、お茶の木ではありません。昔、この木が泉の水につかり、そこに葉から出るエッセンシャルオイル成分が水に溶け、水が茶色になり、それが外傷や虫刺されなどに効果があったことから、このように呼ばれたとのことです。
この属のいくつかの種の木からは、エッセンシャルオイル(精油)が抽出され、アロマセラピーの香料として売られているものがあります。
レプトスパーマム(Leptospermum) 属
日本語名は、ネズモドキ属ですが、ギョリュウバイ属とも言われます。
ネズモドキ属は、東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドに広く分布しています。
この種はティーツリー(Tea-Tree)とも呼ばれます。しかし、お茶の木ではありません。昔、この木が泉の水につかり、そこに葉から出るエッセンシャルオイル成分が水に溶け、水が茶色になり、それが外傷や虫刺されなどに効果があったことから、このように呼ばれたとのことです。
この属のいくつかの種の木からは、エッセンシャルオイル(精油)が抽出され、アロマセラピーの香料として売られているものがあります。
木の形状は、一般的に灌木状です。
葉は、互生で、無毛、幅の狭い,広いはありますが、披針状で常緑です。葉の付け根には油腺があり、ここからエッセンシャルオイル（精油）の成分がでます。
葉を揉んだ時、エッセンシャルオイル(精油)成分が葉の付け根の腺から出て、レモンのようないい香りがするものがあります。この香りは、剪定など行った時、若い枝からも強くにおいます。
幹は、すじ状で、紙のように樹皮が薄くはがれるものもあります。
花のきれいな多くのティーツリーは、花が大きく、花の色の変化が白からピンク、赤と多様です。花は、1個から数個、若い枝に付きます。花は、５つの萼と５つの花弁があり、花弁の付け根の子房部は多肉化しています。
萼は、花弁より小さく、実に残ります。花弁は、うちわ状に開き、色は、種類により白、ピンク、赤と多様で、開花後に落ちます。
雄蕊は、沢山あり、通常、花弁より短く子房の周囲に付いています。子房は、一般的に3から5の部屋に分かれていますが、中には、6から12の部屋をもったものもあります。
子房の中心は、花の中心にあり、そこに雌蕊の柱頭があります。
ネズモドキの花は、花托筒(ハイパンシゥム(hypanthium))を持った花の構造をしています。花托筒とは、子房を囲んで、花びらと萼片の基部が融合して作られるカップ形構造です。
実は、木質で、固く、沢山の細かい種が入っています。種の形状は、細長く、まっすぐであったり、くの字状に曲がったりしています。
この種類の多くのものは、生け花や切り花に適し、その内いくつかのものは、葉や花が非常にきれいです。