■ 聖書研究にも、ガイドブックとしても!
「聖書が分かる」喜びを、もっと多くの方へ。
聖書を読んでいるけれど「実は意味がよく分からない」という事、ありませんか?
現代に生きる私たちがその内容を理解するためには、当時の時代的な背景、書かれた土地の文化、そして聖書全体における文脈を知ることが重要です。
このツボを押さえれば、ますます聖書を読むのが楽しくなります。
■本書の内容
同時代に生きたエズラとネヘミヤ。
二人はそれぞれの方法で神に導かれ、エルサレムの霊的・物理的復興のために労しました。
エズラはモーセの律法に精通した律法学者として、人々から尊敬を集める祭司でした。
彼はバビロン捕囚からの第二次帰還を導き、イスラエルの民に律法を教え、霊性の再建を行った人物です。
民は律法のことばを聞いて理解し、涙ながらに悔い改め、外国人の妻との離縁などを実行します。
エズラ記は、第2神殿建設の経緯について記したものですが、この書を読んだ当時の人々は神殿で【主】を礼拝することについてより深い感謝と幸いを味わったことでしょう。
ネヘミヤはペルシヤ王の献酌官として宮廷で高い地位に就いていましたが、
エルサレムの窮状を聞いて心を痛め、王の支援を受けてエルサレムに帰還します。
ネヘミヤは良きリーダーの見本です。彼の呼びかけによってユダヤ人たちは城壁再建のために協力しあい、様々な困難の中、わずか52日間で修復工事を成し遂げました。
彼のリーダーシップは、現代の私たちが特に学ぶべきものです。
そんなエズラ記・ネヘミヤ記の解説を、24年続いたテレビ番組「ハーベスト・タイム」でおなじみの中川健一牧師が、初めて聖書に触れる方でも分かりやすい文章でお届けします。
(本書は、月刊デボーションガイドClay【クレイ】の、以下の解説記事を書籍化したものです。
2015年8月号、10月号 エズラ記、2015年11月号~2016年2月号 ネヘミヤ記)
■本書の読み方
本書には聖書本文は含まれていません(引用文を除く)。本書をご利用の際は、聖書を傍らに置いてまず該当箇所を読み、その後に解説文を読まれることをおすすめします。
なお、特に断りのない限り、本書の聖書引用は新日本聖書刊行会の新改訳聖書(第3版)を使用しています。
■著者紹介
中川健一(ナカガワ ケンイチ)
1947年大阪府に生まれる。一橋大学を卒業後6年間のサラリーマン生活を送り、米国トリニティ神学校へ留学。テレビ番組「ハーベスト・タイム」を通して24年もの間、聖書の福音をお茶の間に届ける。現在もイスラエルを頻繁に訪問し、聖書が書かれた当時の風習や文化をふまえた聖書解説に定評がある。著書は『日本人に贈る聖書ものがたり』シリーズ(文芸社、文庫版全8巻)など、多数。
Clay Bible Commentary Collection Ezra Nehemiah (Japanese Edition)
Sobre
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