■ 聖書研究にも、ガイドブックとしても!
「聖書が分かる」喜びを、もっと多くの方へ。
聖書を読んでいるけれど「実は意味がよく分からない」という事、ありませんか?
現代に生きる私たちがその内容を理解するためには、当時の時代的な背景、書かれた土地の文化、そして聖書全体における文脈を知ることが重要です。
このツボを押さえれば、ますます聖書を読むのが楽しくなります。
■ 本書の内容
「涙の預言者」、「悲しみの預言者」などと呼ばれるエレミヤは
イスラエルの民を悔い改めに導くという「不可能な使命」を神から与えられ、
紀元前627年から約45年もの間、預言者としての活動を続けました。
彼は、ナホム、ハバクク、ゼパニヤ、エゼキエル、ダニエルなどの預言者たちと同時代の人物です。
エレミヤ書は、読んで嬉しくなる、元気になる、「ハレルヤ!」と言いたくなる、そんな本ではありません。
同胞から非難され、迫害されながらも主のことばを語り続けるという使命に、エレミヤは信仰と勇気と忍耐を持って従いました。
哀歌には、崩壊したエルサレムの苦難と絶望に対するエレミヤの嘆きが、
実に美しいヘブル語の詩の形式で切々とつづられています。
しかし哀歌の後半、エレミヤは激しい苦難の中でも神の愛と恵みは変わらないことを発見し、将来に希望を見出します。
そんなエレミヤ書・哀歌の解説を、24年続いたテレビ番組「ハーベスト・タイム」でおなじみの中川健一牧師が、初めて聖書に触れる方でも分かりやすい文章でお届けします。
(本書は、月刊デボーションガイドClay【クレイ】の、以下の解説記事を書籍化したものです。
2002年2月~5月号、9月~10月号、2016年10月号 エレミヤ書、2016年10月号~11月号 哀歌)
■本書の読み方
本書には聖書本文は含まれていません(引用文を除く)。本書をご利用の際は、聖書を傍らに置いてまず該当箇所を読み、その後に解説文を読まれることをおすすめします。
なお、特に断りのない限り、本書の聖書引用は新日本聖書刊行会の新改訳聖書(第3版)を使用しています。
■ 著者紹介
中川健一(ナカガワ ケンイチ)
1947年大阪府に生まれる。一橋大学を卒業後6年間のサラリーマン生活を送り、米国トリニティ神学校へ留学。テレビ番組「ハーベスト・タイム」を通して24年もの間、聖書の福音をお茶の間に届ける。現在もイスラエルを頻繁に訪問し、聖書が書かれた当時の風習や文化をふまえた聖書解説に定評がある。著書は『日本人に贈る聖書ものがたり』シリーズ(文芸社、文庫版全8巻)など、多数。
Clay Bible Commentary Collection Jeremiah Lamentations (Japanese Edition)
Sobre
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