〈あらすじ〉
数学者の望月修一が、大学校舎から飛び降り自殺した。ところが、なぜか望月は近く発
表予定だった共同論文をどこかに隠していた。これから自殺するという者が、そんなこと
をするだろうか――? 同僚の元カウンセラー・天城美沙子は、望月の死に疑問を抱き、
ひそかに捜査をはじめる。
美沙子が調べていくうちに、ある事実が浮かび上がってきた。望月は六つの数字を書い
た謎の手紙を残していた。事件の真相を暗号にして、誰かに託したのだ。その宛先は、十
歳下の弟。美沙子はさっそく弟に会いに行くが、そこで希望は絶たれた。弟の望月聖治は
コミュニケーション不全な自閉症児だったのだ。果たして、美沙子は聖治から暗号の謎を
聞き出せるのか――。
* * *
本作は、自閉症者とのコミュニケーションをテーマにした暗号ミステリです。自閉症者
といかに心の交流をするか、かなり真面目に取り組んでいます。とはいえ、あくまで素人
探偵が活躍する娯楽小説ですので、気軽に楽しんでいただけると思います。
内容量は、400字詰め原稿用紙で、約480枚。文庫本一冊分は軽くありますが、最
後まで飽きさせません。今では数少なくなった暗号ミステリがお好きな方、数字遊びがお
好きな方におすすめします。
なお、統合失調症が精神分裂病となっているなど、あえて執筆当時の表記をそのまま残
してあります。あらかじめ、ご了承下さい。
〈著者〉
阪東義剛(ばんどうよしまさ)
1965年、大阪生まれ。早大人間科学部卒。放送作家、ビデオ・ディレクター。
ラジオ番組、テレビ番組の他、博物館等の展示上映ビデオなどを数多く手掛ける。
代表作:ラジオ「Suntory Saturday Waiting Bar AVANTI」テレビ「バック・トゥ・ザ・
21世紀」映画「バブルへGO!」展示上映作品「藤子不二雄ミュージアム」
Closed labyrinth (Japanese Edition)
Sobre
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