*1970年代半ばの大阪
* 夏休みに入ってすぐの夜、高校生『たかし』の家に電話が掛かってくる。
「たかしぃ、電話や!。降りといで」
オカンに呼ばれて店に降りて行った。店には3~4人客が居てて騒がしい。
受話器を取って話し出した。
「もしもしぃ、山村ですけどぉ」
「あ、山村くん? 藤木やけど~、覚えてる?」
*中学時代の同級生『藤木』からの電話だった。藤木とは中学の時に挨拶する程度で、卒業以来会った事もない仲なのに突然デートに誘われる。
*たかしの家は『玉突屋』を営んでいて、その店の電話に掛かってきた彼女からの電話は店の常連客に筒抜けだった。
「たかぼん! デートや無いか~。やるのぉ!」
しーさんの大きい地声が、いつもより余計に輪ぁ掛けてでっかい声になってたから、店の中に響き渡ってかっこ悪いわ。この人、いっつも仕事サボってうち来て遊んでるんや。
Cue: Atsui Natu sore ha honma ni toutotsu ni hajimatta (Japanese Edition)
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