大学職員への就職・転職を目指す大学生や社会人の方などに読んでいただきたい本です。
どんな業界であっても、採用試験に合格するためには一定程度の「業界研究」が必要になると思います。
公務員やマスコミ、商社、証券、小売、食品、広告などの人気の職種については、本屋さんにもたくさんの「業界研究」の本が出版されています。
しかし、大学職員については、比較的小さな業界であることもあり、採用試験を突破するための「業界研究」の本はほとんどないと言ってもよいと思います。
そこで、大学職員を目指す方が、できるだけ効率的に「業界研究」に取り組めるように、大学に関する基礎データや大学が抱えている課題や最近話題となっている問題を確認しながら、大学が置かれている状況や採用試験に向けての対策・ポイントなどについて私なりに気づいたことをまとめることにしました。
また、大学業界の理解をもっと深めていただくために、各大学が行っている特色のある学生支援、教育、入試などの取組についても紹介しています。
さらに、面接試験の場で使われる可能性がある大学で専門的に使われる用語(この本では「大学用語」と言っています)についても、主な用語を紹介し、おまけとして採用試験を受ける前に知っておくと役に立つ情報をいくつか紹介しています。
(この本は電子書籍ですが、キンドルのアプリ等をダウンロードすることで、パソコンやスマフォ(アイフォン・アンドロイド)でも見ることができます。)
<目次>
第1章 採用試験を受ける前に知っておくべき基礎データ
1 日本の18歳人口の推移
2 大学の学校数の推移
3 短期大学の学校数の推移
4 専修学校の学校数の推移
5 大学の入学者数・進学率の推移
6 短期大学の入学者数・進学率の推移
7 専修学校の入学者数・進学率の推移
8 私立大学の定員割れ学校数及び定員割れ率の推移
9 平成27年度私立大学の入学定員充足率の分布
10 平成27年度私立大学の学部系統別定員充足率
11 平成27年度私立大学の規模別入学定員充足率
12 平成27年度私立大学の地域別定員充足率
13 私立短期大学の定員割れ学校数及び定員割れ率の推移
14 平成27年度私立短期大学の入学定員充足率の分布
15 平成27年度私立短期大学の学科系統別定員充足率
16 平成27年度私立短期大学の規模別定員充足率
17 平成27年度私立短期大学の地域別定員充足率
18 日本から海外への留学者数の推移
19 日本人留学生の留学先と人数
20 大学等が把握している日本人学生の海外留学数の推移
21 大学等が把握している日本人学生の留学先と人数
22 諸外国における海外留学と日本の状況との比較
23 高等教育機関に在籍する外国人留学生の推移
24 高等教育機関に在籍する外国人留学生の国籍
25 大学生の就職率の推移
26 人材育成面での企業の期待と大学・大学院の取組(文系)
27 人材育成面での企業の期待と大学・大学院の取組(理系)
28 授業に関連する学生の学習時間の日米の比較
第2章 大学が抱える課題や最近話題となっている問題
1 大学に求められる役割
2 大学のグローバル化(国際化)
3 大学教育の質的転換
4 大学の機能別分化
5 大学のガバナンス改革
6 人文社会科学系学部などの廃止・転換
7 就職活動の後ろ倒しに伴う対応
8 実践的な教育を行う新たな高等教育機関の創設
9 大学の2018年問題
第3章 各大学の特色のある取組
1 学生支援に関する特色のある取組
2 教育に関する特色のある取組
3 入試に関する特色のある取組
4 その他の特色のある取組
第4章 採用試験を受ける前に知っておくべき大学用語
1 アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)
2 ファカルティ・ディベロップメント(FD)
3 スタッフ・ディベロップメント(SD)
4 アドミニストレーター
5 アクティブ・ラーニング
6 GPA(Grade Point Average)
7 キャップ(CAP)制
8 初年次教育
9 ナンバリング
10 ディプロマ・ポリシー(DP)
11 カリキュラム・ポリシー(CP)
12 ラーニング・コモンズ
13 アカデミック・アドバイザー制度
14 リカレント教育
15 認証評価制度
16 ジョイント・ディグリー・プログラムと(JD)とダブル・ディグリー・プログラム(DD)
第5章 おまけ
1 大学のイベントに参加することで大学の雰囲気を知ることができる!
2 大学ランキングから受験する大学の魅力・特色を知ることができる!
3 募集停止になった大学を知ることで危険な大学を予測できる!
4 特色のある学部・学科等の名称から大学の改革傾向がわかる!
5 大学で実際に起きている事件・事故などから大学の実態を知る!
6 大学に関するサイトを活用して効率的に転職・就職活動を進めよう!
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