鎌倉時代の歌人、藤原定家の家集『拾遺愚草』のうち『内裏名所百首』の注釈を収録。釈文(読み物)の形で、通釈(口語訳)、典拠(本歌・参考歌など)、語釈、主題や技法についての解説をそなえている。難解な定家の歌を明快に解き明かしつつ、詞の微妙なニュアンスの読み取りにも細心の注意を払った。シリーズ全20巻(予定)の第13巻。
建保三年(1215)、順徳天皇の命により詠進。全国各地の百の名所を、四季・恋・雑に割りあてた、史上最初の名所百首であり、後代の名所題詠の規範とされた。「生駒山」の題で定家が詠んだ歌は、「生駒山あらしも秋の色に吹く手染の糸のよるぞかなしき」。「佐夜中山」題は「関の戸をさそひし人は出でやらで有明の月のさやの中山」。
Dairi Meisyo Hyakusyu Zensyaku Syuuigusou Zensyaku series (Japanese Edition)
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