本書は、1990年から5年間、著者が実際に勤務したIT企業のデタラメさを記録したものである。本書の内容は、今でも実在する組織や人物に迷惑がかからないよう固有名詞を変えたり、一部詳細をぼやかしたりした以外は、原則としてすべて真実である。
読んでもらえればわかるが、IT企業どころか、一般企業としてもよくこんな会社が存在できたものだと思う。私企業の底辺のレベルはこの程度なのかもしれないが、驚くのはこの会社がれっきとした一部上場した一流企業の子会社であるということだ。しかも社名には親会社の社名の一部を冠している。
一体、親会社の子会社の管理はどうなっているのか。親会社の看板に傷をつけているだけではないのか。そう思うのは著者だけではあるまい。
目次は次の通り。
出版にあたって
はじめに
面接
初出社
会社概要
配属
開発部
営業部
見積り
組織
モラル
チンピラ社員
顧客不満足
人件費はタダ!?
貴社の希望する全ての範囲をシステム化します
営業所のシステムをそのまま本社に流用できるのか
データの移行はカセットテープのダビングと同じ
評価
技術力
親会社
パッケージの不具合を認めない親会社
方針発表会
怪しい部長
社員会
展示会
社員教育
就業規則
パッケージ
バブル崩壊!
新・馬鹿社長
リストラ
標準化と構造化プログラミング
引越し
パソコン
PCサーバで開発をしてみたものの
顧客よりも遅れたパソコン対応
パソコンの扱いもデタラメ
赤字補填
震災
退職
おまけ
最後の最後
Detarame IT kigyowa tosansuruka (Japanese Edition)
Sobre
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