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    Digital Shakairon: aithi-kakumei-zennyanokiroku (takedatoruarchive) (Japanese Edition)

    Por takedaToru

    Sobre

    インターネットが徐々に広まりつつあった1998年から1999年はどんな時代だったか? スタイリッシュなデザインの「iMAC」が話題となり、ネットワーク機能が改良された「Windows 98」がリリース。携帯・PHSの電話番号が10桁から11桁になり、NTTドコモは携帯電話による世界初のインターネット接続サービス「iモード」をスタート。しかし、まだ「Google」や「Amazon」の日本版サービスは始まっておらず 、「iPhone」や「Kindle」は影もかたちもなかった時代――。
    前代未聞のスピードでデジタル化が加速した社会は、独特な「儚さ」を伴いながら、さまざまな「歪み」や「しわ寄せ」を生じさせ、「人々のあり方」さえも変えてきた。そんなデジタル化が加速度的に進んだ1998年から1999年。IT革命を旗印にITバブルが膨らむ直前の諸相に切り込み、その輪郭をありのままに記録したノンフィクション。雑誌『日経ゼロワン』に「デジタルラプソディ――今、デジタルの社会で起きていること」と題して連載され(1998年8月号〜1999年10月号を所収)、1999年11月に単行本『デジタル社会論』(共同通信)としてまとめられた作品を電子書籍で復刊。

    ◉「まえがき――サイバージャーナリズムを目指して」より抜粋 今、デジタル化を遂げつつある社会で本当に何が起きているのか。それが分かるようで分からない。豊富な情報量で報じられているようで、核心の部分に手が届いていない、もどかしい感じがするのだ。なぜだろう。これは――、そういってしまうと元も子もないと思われかねないが――、やはりデジタル化の動きが前代未聞のものだったということに尽きる。たとえば通信速度や記憶容量が典型的だが、毎年、倍々ゲームの勢いで増えていく。そんな速さで進化してゆく技術を目の当たりにする経験は人類史上おそらく例がなく、それについてうまく語る方法を、僕たちは未だに持ち得ていないようなのだ。そのしわ寄せがジャーナリズムにも現れている。

    ◉もくじ 電子書籍版「まえがき」
    まえがき——サイバージャーナリズムを目指して
    第1章:デジタル戦線、異常あり
    第2章:恋愛の未来形について
    第3章:広告ビジネスとネット社会
    第4章:ネットワークビジネスの誘惑
    第5章:ハッカーという生き方
    第6章:世紀末のデジタル宗教改革
    第7章:「電子本」はどこへ行く
    第8章:夢とうつつを行き来する「心」
    第9章:マルチメディアの未来は……
    第10章:表現の自由をめぐって
    第11章:検索はどこまで届いているか
    第12章:LinuXが愛される理由
    第13章:ロボットが家族の一員になる日
    第14章:パソコン教育狂騒曲
    第15章:未来に繋がれた村
    あとがき——たとえばアクセスカウンター症候群について

    ◉著者略歴
    武田徹(たけだ・とおる) ジャーナリスト、評論家、恵泉女学園大学人間社会学部教授。1958年、東京都生まれ。国際基督教大学教養学部卒、同大学大学院博士課程修了。2000年、『流行人類学クロニクル』(日経BP社)でサントリー学芸賞受賞。主な著書に、『偽満州国論』(中公文庫)、『「隔離」という病い 』(中公文庫)、『私たちはこうして「原発大国」を選んだ――増補版「核」論』(中公新書ラクレ)、『戦争報道』(ちくま新書)、『ニッポンの素 ルポ「今」を支える素材産業』(新宿書房)、『殺して忘れる社会――ゼロ年代「高度情報化」のジレンマ』(河出書房新社)、『原発報道とメディア』(講談社現代新書)、『原発論議はなぜ不毛なのか』(中公新書ラクレ)、『暴力的風景論』(新潮選書)、電子書籍『NHK問題――二〇一四年・増補改訂版』(武田徹アーカイブ)、電子書籍『デジタル日本語論――ワープロの誕生と死』(前同)など。
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