享年82歳。
日本男性の平均年齢からすれば、大往生とも言えるが、
その最期は息子にとって衝撃的というか、あまりにも悲しく辛いことだった。
著者にとっては、亡き父親に捧げるという意味ももちろんあるであろうが、
誰もがいつかは体験する人生のエンディングをどのよう迎えるか、真剣に考えさせられる作品だ。
体調を崩してからわずか3週間で逝った父親。
その間、一人自室に閉じ篭り、まるで即身仏にでもなるかのようにあらゆる物を拒否した。
亡くなる前日には、呼んだ救急車すら拒否し、翌朝トイレのタイルの上で冷たくなっていた。
一見、冬の寒いトイレで倒れるという老人にありがちな病死にも思えるが・・・。
高齢化社会が進む日本において、介護、延命治療、安楽死までも視野にいれて見直さなければならない時期に来ている。
そんな時世での親の死は、子供への最後の、そして究極の愛情の形だったのだろうか。
侍のように潔い死に様は、ある意味クールだ。
だからと言って、誰でも真似できるような死に方ではない。
現在、高齢の親を持つ人々にとって、
人生を終えていく親本にとっての「死」と、子供から見る親の「死」にどのような違いがあるのか。
現代版の衆生済度がここにあった。
Dignified Death Of My Father: Death Like A SAMURAI What He Left For His Death Just Before Aging Society (Japanese Edition)
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