European Coin Collection: Coin Collection in Edo era (Japanese Edition)

【西洋銭譜】
戦国期も遠い昔に過ぎ去った江戸時代後期、町民や武士の間では珍しい貨幣を集める“貨幣コレクション”がブームになり、コレクター向けの様々な古銭書が刊行されるようになりました。

「西洋銭譜」は江戸時代後期、丹波国福知山藩主・朽木昌綱が刊行した西洋の貨幣図鑑です。
貨幣マニアであるとともに、蘭学者としての顔も持つ昌綱は豊富な人脈を駆使し、西洋の友人と貨幣コレクションの物々交換を行うなど、精力的に収集・研究を進めました。
その成果をまとめたのが本書です。

「西洋銭譜」には昌綱自身が描いた西洋諸国の金貨や銀貨、銅貨の表裏の図に加え、重さや大きさも記されています。
現代のマニアに勝るとも劣らない貨幣マニアな殿様による貨幣図鑑。
そのデザインや描写の面白さを、是非お楽しみください。