大正時代に書かれた架空戦記『日米戦争未来記』の続編。(電子復刻版)
20世紀末に勃発した日米戦争は、支那やメキシコ、オーストラリアが参戦し、世界戦的形勢となったが、わずか数ヶ月交戦したのみで終結し、平和が回復した。それからおよそ20年後──21世紀の初頭に再び日米再戦の大惨劇の幕が切って落とされた!!
本文 342頁、大正10年(1921)3月8日発行、大明堂書店・発行、定価 1円60銭。
著者:樋口 麗陽(ヒグチ レイヨウ)(?~1932)小説家。『日米戦争未来記』『第二次世界大戦未来記』などSF的架空戦記の名作を多数著した。
【目次】
一 果然、平和は一時的であつた p1
二 何故平和は一時的であつたか p5
三 満々たる濠洲の不平不満 p6
四 辛辣未曽有の迫害凌辱 p11
五 日本朝鮮の沸騰 p15
六 列国の義憤、非難濠洲に集注す p18
七 奇怪!奇怪!濠洲の態度一変 p21
八 突として出現せる日米商会 p22
九 驚嘆すべき大計画と大活躍 p29
一〇 戦慄すべき日米商会の大陰謀 p33
一一 国際聯盟瓦解の第一歩 p35
一二 英仏米濠の横暴 p37
一三 形勢急転直下 p40
一四 軍事探偵団の活躍 p42
一五 ゼノア湖畔の大会議 p44
一六 支那始めて目醒む p46
一七 国際聯盟瓦解、二大同盟の対立 p53
一八 日本参謀本部の機密書類何者にか盗み去らる p55
一九 人種戦の気運動く p58
二〇 有色人種の大同団結成る p62
二一 米国の日本側同盟切崩し陰謀 p63
二二 果然、日本側同盟動揺す p68
二三 米英仏濠の奸策無効に帰す p71
二四 米国に於ける日本人大排斥 p72
二五 機密書類事件迷宮に入る p73
二六 参謀本部に又もや大椿事出来 p83
二七 機密書類係長官の自殺事件 p88
二八 重大迷宮事件の奇怪なる解決 p90
二九 参謀本部廓清の輿論 p97
三〇 米国新聞の記事日本国民を震駭せしむ p99
三一 驚くべき透視鏡の発明 p105
三二 不思議なる透視鏡の作用 p107
三三 発明者は泥棒志願の一青年 p111
三四 透視鏡発明の動機 p113
三五 十有五年間の苦心研究 p126
三六 全世界の富は今や我が手中に在り p136
三七 日本帝国の危殆、朝川亀一の心機一転 p141
三八 朝川青年の疾風的行動 p146
三九 参謀本部の士気復活す p148
四〇 博士邸内実験室の秘密作業 p152
四一 長距離透視鏡の完成 p155
四二 愛国家の献身的活動 p155
四三 日米商会は実は米探の機関 p160
四四 巧妙真に驚くべき日本人米探化手段 p164
四五 機密書類行方不明の真相 p169
四六 日米商会監督の暗中活躍 p175
四七 日米商会神戸支店の家宅捜索 p179
四八 米探ジヨンソン上海活躍 p184
四九 上海支店楼上の秘密研究 p187
五〇 米探三博士上海に急行す p189
五一 太平洋の真只中で発動機に故障 p192
五二 三博士無事到着 p195
五三 ジヨンソン本国に急行す p196
五四 紐育上海相呼応す p197
五五 日本製品関税引下げ運動の魂胆 p199
五六 米国電信博士の無限自動送機の大発明 p205
五七 日本官民ジヨンソン一派の計略に欺かる p210
五八 日本の官民悉く翻弄さる p213
五九 自殺少将の愛児亡父の為め奮然として起つ p217
六〇 朝川捜索隊の苦心、失望 p222
六一 自殺少将の遺子遂に機密書類の所在を突止む p228
六二 少年探偵の苦心水泡に帰せんとす p244
六三 暗示に一道の光明を認む p249
六四 果然、空中軍艦見ゆ! p251
六五 空中軍艦に救助さる p253
六六 日米商会神戸支店の透視捜査 p260
六七 策を弄して遂に失敗す p262
六八 米探団の一網打尽的検挙大方針成る p265
六九 危機一髪、万事休せんとす p267
七〇 機密書類既に国外に運び去らる p271
七一 太平洋上より怪物飛行の無線電信 p272
七二 米国の内乱勃発 p278
七三 米国の過半修羅場と化す p284
七四 墨国民の黒人援助 p286
七五 米墨遂に開戦す p290
七六 痛快なる米墨国境の邀撃戦 p291
七七 南米諸国の大恐慌 p294
七八 南米諸国の躍気運動 p298
七九 中米南米一斉に蹶起す p300
八〇 英仏濠亦た戦気動く p302
八一 最終の目的は日本の解体 p305
八二 日本側同盟国の戦備 p309
八三 日本の致命傷的重大事件 p310
八四 日本の致命傷的大事件と透視鏡の大偉力 p312
八五 日本遂に参戦す p314
八六 世界の識者の観測悉く裏切らる p315
八七 英仏の驚憂 p317
八八 日本参戦の理由 p320
八九 日本空中艦隊の米国襲撃 p326
九〇 果然米国には必勝の成算があつた p230
九一 米国側同盟諸国の一斉宣戦 p331
九二 全世界遂に戦乱の巷と化す p333
九三 米国発明家の恐るべき大発明 p336
九四 全世界血の海と化す p339
九五 勝敗如何 p340
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20世紀末に勃発した日米戦争は、支那やメキシコ、オーストラリアが参戦し、世界戦的形勢となったが、わずか数ヶ月交戦したのみで終結し、平和が回復した。それからおよそ20年後──21世紀の初頭に再び日米再戦の大惨劇の幕が切って落とされた!!
本文 342頁、大正10年(1921)3月8日発行、大明堂書店・発行、定価 1円60銭。
著者:樋口 麗陽(ヒグチ レイヨウ)(?~1932)小説家。『日米戦争未来記』『第二次世界大戦未来記』などSF的架空戦記の名作を多数著した。
【目次】
一 果然、平和は一時的であつた p1
二 何故平和は一時的であつたか p5
三 満々たる濠洲の不平不満 p6
四 辛辣未曽有の迫害凌辱 p11
五 日本朝鮮の沸騰 p15
六 列国の義憤、非難濠洲に集注す p18
七 奇怪!奇怪!濠洲の態度一変 p21
八 突として出現せる日米商会 p22
九 驚嘆すべき大計画と大活躍 p29
一〇 戦慄すべき日米商会の大陰謀 p33
一一 国際聯盟瓦解の第一歩 p35
一二 英仏米濠の横暴 p37
一三 形勢急転直下 p40
一四 軍事探偵団の活躍 p42
一五 ゼノア湖畔の大会議 p44
一六 支那始めて目醒む p46
一七 国際聯盟瓦解、二大同盟の対立 p53
一八 日本参謀本部の機密書類何者にか盗み去らる p55
一九 人種戦の気運動く p58
二〇 有色人種の大同団結成る p62
二一 米国の日本側同盟切崩し陰謀 p63
二二 果然、日本側同盟動揺す p68
二三 米英仏濠の奸策無効に帰す p71
二四 米国に於ける日本人大排斥 p72
二五 機密書類事件迷宮に入る p73
二六 参謀本部に又もや大椿事出来 p83
二七 機密書類係長官の自殺事件 p88
二八 重大迷宮事件の奇怪なる解決 p90
二九 参謀本部廓清の輿論 p97
三〇 米国新聞の記事日本国民を震駭せしむ p99
三一 驚くべき透視鏡の発明 p105
三二 不思議なる透視鏡の作用 p107
三三 発明者は泥棒志願の一青年 p111
三四 透視鏡発明の動機 p113
三五 十有五年間の苦心研究 p126
三六 全世界の富は今や我が手中に在り p136
三七 日本帝国の危殆、朝川亀一の心機一転 p141
三八 朝川青年の疾風的行動 p146
三九 参謀本部の士気復活す p148
四〇 博士邸内実験室の秘密作業 p152
四一 長距離透視鏡の完成 p155
四二 愛国家の献身的活動 p155
四三 日米商会は実は米探の機関 p160
四四 巧妙真に驚くべき日本人米探化手段 p164
四五 機密書類行方不明の真相 p169
四六 日米商会監督の暗中活躍 p175
四七 日米商会神戸支店の家宅捜索 p179
四八 米探ジヨンソン上海活躍 p184
四九 上海支店楼上の秘密研究 p187
五〇 米探三博士上海に急行す p189
五一 太平洋の真只中で発動機に故障 p192
五二 三博士無事到着 p195
五三 ジヨンソン本国に急行す p196
五四 紐育上海相呼応す p197
五五 日本製品関税引下げ運動の魂胆 p199
五六 米国電信博士の無限自動送機の大発明 p205
五七 日本官民ジヨンソン一派の計略に欺かる p210
五八 日本の官民悉く翻弄さる p213
五九 自殺少将の愛児亡父の為め奮然として起つ p217
六〇 朝川捜索隊の苦心、失望 p222
六一 自殺少将の遺子遂に機密書類の所在を突止む p228
六二 少年探偵の苦心水泡に帰せんとす p244
六三 暗示に一道の光明を認む p249
六四 果然、空中軍艦見ゆ! p251
六五 空中軍艦に救助さる p253
六六 日米商会神戸支店の透視捜査 p260
六七 策を弄して遂に失敗す p262
六八 米探団の一網打尽的検挙大方針成る p265
六九 危機一髪、万事休せんとす p267
七〇 機密書類既に国外に運び去らる p271
七一 太平洋上より怪物飛行の無線電信 p272
七二 米国の内乱勃発 p278
七三 米国の過半修羅場と化す p284
七四 墨国民の黒人援助 p286
七五 米墨遂に開戦す p290
七六 痛快なる米墨国境の邀撃戦 p291
七七 南米諸国の大恐慌 p294
七八 南米諸国の躍気運動 p298
七九 中米南米一斉に蹶起す p300
八〇 英仏濠亦た戦気動く p302
八一 最終の目的は日本の解体 p305
八二 日本側同盟国の戦備 p309
八三 日本の致命傷的重大事件 p310
八四 日本の致命傷的大事件と透視鏡の大偉力 p312
八五 日本遂に参戦す p314
八六 世界の識者の観測悉く裏切らる p315
八七 英仏の驚憂 p317
八八 日本参戦の理由 p320
八九 日本空中艦隊の米国襲撃 p326
九〇 果然米国には必勝の成算があつた p230
九一 米国側同盟諸国の一斉宣戦 p331
九二 全世界遂に戦乱の巷と化す p333
九三 米国発明家の恐るべき大発明 p336
九四 全世界血の海と化す p339
九五 勝敗如何 p340
(この電子書籍は国立国会図書館デジタルコレクションで公開している著作権切れの書籍の画像を利用して作成した電子復刻版です。元の画像はページが両開きですが、Kindle端末で読みやすいように1ページごとに切り離してあります。元画像に書き込みや読みづらい箇所がある場合がありますがご了承ください)
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