ジャンル:SF
字数:26000字
あらすじ:時は2030年。精神分析に科学技術を導入した未来派精神分析療法は、その科学性と著しい治療効果により、心理療法の中で唯一国家資格と診療報酬を認められていた。その手法とは患者のマイナス思考を実体化させ、除去するというものである。実体化したものは苦言語(くげんご)と呼ばれ、哺乳類以上の高等動物の体と思考様式を乗っ取る恐るべき力を持つ。
未来派精神分析療法センターに勤める未河(みかわ)心菜(ここな)はフロイトを崇拝する新米の分析家で、初めての患者、如月(きさらぎ)一香(いちか)の治療に燃えていた。しかし一香の苦言語を分析中、センターから脱走されてしまう。心菜は携帯用の声音物質化装置を身につけ、後輩の道標(みちしるべ)豪(ごう)の運転するバイクで追跡するが……。
Fierce battle of words (Japanese Edition)
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