坂口安吾の長編推理小説『不連続殺人事件』を「完全版」でお送りします(図版2点と附記6・懸賞結果/選後感想1を含みます)
日本の探偵小説史上における屈指の傑作――最低でもベスト・スリーに入るでしょう――である本作は、昭和22年9月から昭和23年8月まで「日本小説」誌上に連載されました。誌上で作者は、
「この探偵小説には私が懸賞をだします。犯人を推定した最も優秀な答案に、この小説の解決篇の原稿料を呈上します」
とフェア・プレイにもとづく「知慧くらべ」を挑みます。「探偵小説」は合理的な推理が可能な、知的ゲームであるべきと考えた坂口安吾の自信作だったのです。
本作は昭和24年2月、現在の「推理作家協会賞」の前身にあたる「探偵作家クラブ賞」を受賞しています。
なお、作品末尾の「選後感想」の中では、作者が犯人の名前に言及していますので、お気をつけ下さい。
Furenzoku Satsujin Jiken (Japanese Edition)
Sobre
Baixar eBook Link atualizado em 2017Talvez você seja redirecionado para outro site