heiseigogakudaikakumei (Japanese Edition)

この本は、スッキリ語学を目的とし、語学、特に文法に対する考え方を一新しようとする本です。

「文法」って何でしょう？この質問にズバリ答えられる人は果たして何人いるでしょうか。多分、ゼロです。

現行の日本の文法学では、「文法とは、英語のグラマーのことである」と言うような説明をしています。なんのこっちゃ！これでは何も分からない。語学は全ての学問の登竜門であり、小、中学生相手に教育しなければならないのに、この種大人でも博士にでも分からない定義用語を使って言葉を学習できたものではありません。

日本の現行の文法学は、文法とは何かと言う定義から誤っています。また、文法学という名前こそあるが、語学書として集大成されたものがありません。さらに用語について不自然、不適切用語のオンパレードとなっています。

そもそも文法とは何でしょうか。日本で本当に必要とされている文法学とは、語学、特に生きた言葉を作るための参考書です。生きた言葉とは、言葉を有効に作ると言う意味で、例えば詩歌において余情のある歌を作れると言うこと。話し言葉でも、人の感情に訴えることができる言葉を正しく作れることを言います。

この本では、日本の文法論の誤りを正し、小学生にでもわかる語学参考書を作るため、新しい文法学を提案するものです。新しいとは、従来文法学とは全く別物を作ると言うことです。新しい語学を目指し、それに必要な定理、手法、その他考え方を新たに説明し、そして今後使える日本の文法学を提案します。

新しい文法学は、グラマー（語法）研究でなく言葉研究です。単発的なルールを説明するのではなく、全体的に言葉（日本語、English）がどうなっているか、またどう学習すればよいかについて詳しく言及します。